2007/3/5 (Mon.) 22:17:03

雨に濡れて登校した日の朝の風景。

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麦『まさか部室まで満員だとは・・・。』
紺『のがみ先輩、パンツまで干してた。今どーしてんだろ。』
麦『・・・・絶句!!』
紺『・・ねえ・・なにその配色・・』
麦 『正直俺もビビってんの 。』

紺『?』
麦『ピンクのTシャツと黄色のハーフパンツのつもりで持ってきてた服だったから。』
紺『だとしても・・・だとしてもだよ。まじで視線誘導されるわー・・』
麦『そうかい?』

紺『まあでも俺もある。風呂ん時とかパン1シャツ1持ってたつもりが、パン2だったりとか。』
麦『ああ、あるある。』
紺『でも本当にヤバイのは、その逆パターンの時だよ。』
麦『あはは。』
紺『めっちゃ考えるっ・・なんとかしようと!めっちゃ!』
麦『わかるわ』

紺『忘れたいわー、あれは悲惨だった・・・』
麦『忘れたい思い出、そんな青春もあるよね。』
紺『それにしても寒い・・・。』
麦『・・ちなみにお前が履いてるそれはなんだい?』

『これは普通に短パンですよ。』
『そんなボロ雑巾みてーな短パンねーわ。』

紺『・・・こないだ家庭科の時につくったんだよ。』
麦『・・・・。』

『布にはこだわったんだ‥…』

麦『つか、右左丈が違いすぎね?』
紺『こういうのを、アシンメトリーっていうんだよ。』
麦『それは意図的にそうした場合にいうんだろ。君の場合はただの失敗』

紺『失敗じゃねーわっ。努力はしたんじゃ!』
麦『そうだな。たしかに失敗は成功の糧だ。』
紺『そうだよ。次に生かせばいいんだ』
麦『(おやおや失敗を認めちゃったよ)』

男子の会話