2008-08-12 22:55:55
ただいまー

帰りに雨ふられたー。
最近、絶対夜に雨降るじゃん。すげー濡れたわー。

学校宿泊、めちゃくちゃ楽しかったねー。
でも俺、毎日学校で寝たら、すげえ寝不足になるかも・・。

めーいるじゃん?坂口めーちゃん。あの人がー・・夜の学校が苦手なんだって。
12時くらいになると、みんなだんだん眠くなるじゃん?
潤也とかは成長ホルモンがなんちゃらかんちゃらっていって
10時前に寝ようと努力してて、実際早く寝まくってたんだけど、
12時過ぎると、大体の子が普通に眠くなってきてー
電気消すとさー、俺んちクラスの入り口からー、ちょうどアレが見えるんだよ。

非常口の緑色のランプ。

それを怖がるんだよ。あの牧羊さんは。・・・どうしようもねーんだよ。
文字だけだと臨場感とかあれなんだろうけど、ほんと超手を焼く。
俺の肩経由で窓のほうを見て『は・・花子がいるっ・・・。』とかさー。
『便所でもねえのにいるわきゃねえだろー!』っていって、俺が目を閉じると
こじあけるんだよっ・・・俺のまぶたを!!!
だからー・・『口で起こせよ、口で。』っていったのね。そしたら
『ユッキーに怒られるし・・。』とかいうわけ。

・・おはようのちゅうとかいいたかったのか?あれは・・。



んなもん全力で



ノーセンキューだ




そんな不毛なやり取りを、毎晩っ・・・・毎晩繰り返したんだよ。悲惨すぎるだろ・・・。
さすがにきつくなって最後の夜は、岸先生とじーちゃん先生のとこで寝たんだけど
あの人らの見回り当番に付き合わされて、自分ち教室で麦に保護されて・・俺・・どうやら麦に


徘徊してるとおもわれたみたい




徘徊じゃねえっつのー!!!俺は純粋に、ぐっすり朝まで寝たかっただけじゃー。

・・・お前、明け方に俺らの寝顔見たとか言ってたけど
多分俺それ、坂口ゆらっこの執拗な嫌がらせから開放されて
やっと寝付いた直後とかだったとおもう・・・。
ほっぺ擦るついでに、俺にだけちゅーでもしてくれたらよかったのになー・・。

俺はねー・・那央との一番の思い出はー・・花火かな。やっぱ。
あんまゆっくりと花火とかしたことなかったじゃん?
だからそういうのがうれしかった。
俺、花火ってあんましたことがなかったのね。もともと。
家があんなだったってのもあってさー・・でも
じいちゃんちで、おっくんと花火やった記憶がすごく残ってて
それを思い出して、ぐっときたけど・・目の前に那央がいて
なんかすごく・・・うん。うれしかった。

俺、父親いっぱいいて、誰か1人を特別に好きになっちゃ駄目って感じだったのね。
だからおっくんに『おとうさん』っていったり『好き』って言ったりする時は
影でこっそり言うって感じだったんだ。
それでもそれをいえるのがうれしくて、おっくんも喜んでくれたし
ただ、おっくんは早くに死んじゃったから・・・
もっとちゃんとした俺の考えみたいなものを、何一つ伝えられなかったじゃん?

ありがとうって言葉は沢山言ったけど・・
もっとなんか・・今思う『ありがとう』っていう・・意味深いそういうのをいえなかったし・・
今だからわかるありがたみとか・・本当に・・生まれてこれてよかったとか
そういう事を言えない・・わけじゃん?

でも、那央には言える。
今思いついたさもないことも、何日がかりで考えたことも、
聞いてくれるお前がいるから、俺はいつでも話が出来て
それに応えてくれるお前がいて、そういうのはとても幸せなことだと
思ったんだ。あのときね。花火きれいだったし、お前もきれいだったし。
俺は、初めてお前に会った時から、心のどこかではらはらしてた。
こいつ大丈夫かなって・・心のどこかで思ってた。何もわかってなかったから。

俺も何もお前に言わなかったから、きっと不安にさせてたと思う。
那央が不安定になってたのは、結局俺に原因があったんだよなーって
今、本当にはっきりわかるよ。過ぎてみないとわかんないことって、多いね。色々と。

やってみないとわかんないこととか、関わらないと見えてこないものとか
俺、今までいっぱいあった。俺、そんな中で、選んだんだよ、お前を。
運命まかせじゃなくってー・・俺はちゃんと考えてお前を選んだ。
すごく悩んで考えて・・今まで生きてきた中で遭遇した
選択肢の中で、一番難しい問題だったけどー・・・・
でも、那央と付き合うことを選んだことは今まで生きてきた中で、一番大事なことだったし


すっげー正解だったっておもう。


書いてて恥ずかしくなってきたからもう終わり。しかも長い。


サクサク見てから寝る。おやすみ。



比呂