やっぱり俺は駄目人間だ・・・。

風邪ひいた・・。頭いたい。気持ち悪い・・。

昨日の朝、学校行く途中に雨に降られて
比呂や麦や小島たちと一緒にずぶ濡れになってしまったんだけど
俺・・いつも雨とかに濡れることができなくて・・だから昨日は嬉しかったんだ・・。
みんなと同じように雨に濡れることができたのが・・・。

そんでテンションマックスふりきっちゃって、濡れたまま踊りまくって、
比呂が本気でしんぱいしてくれて、俺、着替えとかなかったからさ
ロッカーにおいておいたジャージとTシャツ貸してくれたんだけど・・

今度はそれが嬉しくて、余計はしゃいで、休み時間のたびにうきうきして、
昼飯も異常に食いまくって、ジュースも飲みまくったら、午後授業でめちゃ眠くなって・・・。

『寝たら殺す!』と自分に言い聞かせ、頑張って起きていたんだけど・・
部活になったらほんともう眠くて、ノガミ先輩のとこにいったら
『今日は体育館つかえねーんだ。で、筋トレだけだから帰っていいよ。』
といってもらえたので、帰った。

比呂にそれを言うの忘れてて、やべーとおもったんだけど、
睡魔が閻魔なみの迫力だったんで、しかたなかったんだ・・

いみわからん・・・

で、バイト6時から出たんだけど、比呂がいきなり俺の頬を両手でつつみこむから
俺、すっげーびっくりして、ちゅうされると思って目を閉じたんだけど、
そしたらデコをパシンとはたかれて、比呂は秋山さんのとこいっちゃって
なんのこっちゃーとおもって立ち尽くしてたら、比呂が更衣室から俺の荷物もっておりてきた。

『送る。帰ろう。』
『・・・へ?』
『へ?じゃねえよ。』
『は?』
『言い換えたとこで、は? でもねえし。』
『なんでなんで?』
『お前、熱あるよ。顔真っ赤。帰って病院いきな。』

自分で頬を触っても、全然熱くなんかない。

『熱なんかないよ。』といってみた。
でもそのあと比呂にもう一回、ほっぺを触ってもらったら、比呂の手が異常につめたい。

『お前・・・手が死人みたいにつめたい・・大丈夫?!』
『・・・つくづく天然だな・・。ほら帰るよ。』

比呂に送ってもらって家に帰る。
玄関の前で母ちゃんが車スタンバって待ってた。秋山さんが電話してくれたらしい。

そんでそのまま病院直行。なんと熱が40度もでてた。


ひえ〜〜〜〜〜




点滴うって、薬もらって、熱下がったけど、それでも38度。一晩うなりにうなってすごした。
体中がだるくて、死ぬんじゃないかと思って怖くなって
比呂に何度も電話した。そのたびに比呂が励ましてくれた。


朝、ベッドから起き上がろうとしたら、やっぱふらふらするから
学校やすむことになって、比呂にまた電話そしたら、
『帰りに寄るねー。』っていってくれた。

比呂、俺の電話に付き合って、殆んど寝てないと思うんだけど、
元気な声で『ちゃんと寝てろよ。』っていってくれた。

・・・・俺のバカ。最低駄目人間・・・。

ベッドにもぐって、昨日までの自分の滑稽さに泣けてきて
ぐずぐずしてたら坂口が、間違い電話をかけてきた。一体なんなんだ、あの天ぱーは・・・。

その後、小沢がでんわしてくれて、久々に比呂の隠し撮りをしてくれたらしく
比呂が塩ちゃんとふたりで外を見ている写真が送られてきた。
その場に自分がいなくて悲しい。でもちゃんと、保存しちゃったさー。幸せだ。

2007/06/15(金) 08:47:17
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