2008/12/3 (Wed.) 23:04:57

『一年のとき・・このへんで・・おまえ・・気を使ってくれて・・』
『・・・?』
『比呂と俺を二人きりにしてくれたじゃん・・・。』
『・・・・ああ・・え?そうだっけ? 』
『・・浅井が・・ヘルプミーとかいって・・ゴミ袋がなんとかっていって・・』
『ああっ・・・ああ・・うん。あー、はいはい。』
『・・・・・・忘れんなよ・・大事な思い出なんだから・・。』
『や、忘れてねえよ。でもほら・・いつのことの話かなって。』
『・・・・・。』
『そういやこの辺だったっけー?懐かしいねー。』
『・・・・。』
『・・・・・』
『・・ねえ。』
『なに?』


『・・・ありがとう。』
『・・・・んー・・?』
『いつも・・小沢が・・俺を・・応援してくれたから・・』
『・・・・。』
『友達に・・俺の友達になってくれたから・・・』
『・・・・・。』
『・・・・だから俺・・・。』
『・・・・・うん。』


その先は、泣いちゃって、ユッキーはいわなかったけど
俺には全部伝わったから、『ありがとう。』ってそういった。

大きな体でもう18歳でしょ。なのにまだこんな風に泣く。
この子はとても幸せだから。

あの頃ユッキー、片想いだったね。俺もそうだっけ。片想いだった。
俺ら、両方片想いが実ったね。片想いっていうよりあれだよね。

大事な夢だったよね。

夢がかなったんだよね。

俺らすごく幸せだよね。
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