2008/12/5 (Fri.) 00:03:23

比呂のほっぺが冷たくて、かわいそうになって
俺がしてたマフラーの先のほうを、ほほにそっと摺り寄せたら
比呂は、ふふっと笑って俺を見た

俺は泣いてたけど、心はおだやかで
胸の奥にチクリと刺さってたとげを一本一本抜き取って
『こういう事がつらいんだよ。』って
『だから自信がもてないんだよ』って
比呂に打ち明けたんだけど

比呂は黙ってきいていてくれたよ。
ちゃんと答えもくれたんだよ。

俺の心の中は頭の中ほど、理路整然としていなくて
俺の全ての中で一番みっともない部分だなあと思うんだけど

この心が比呂を好きになって、比呂の事を見失わないように
毎日必死に頑張ってるから、だから俺はみっともなくても
自分の中で 一番好きなのは自分の心

比呂があたためてくれる俺の恋心。
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