2008/4/23 (Wed.) 23:24:40

朝起きて・・なんかすごく複雑な気分で、学校どうしようか悩んだけど・・・
比呂に日記を渡したかったし・・昨日八つ当たりみたいな態度とっちゃった
小沢にも謝りたかったから・・・頑張って学校にいった。
教室にはいったら加瀬がいて、『なおむら、大丈夫かよー。』って声かけてくれた。
ノートの礼をして、教室を出る。

そして比呂のクラスを見たら、小沢が俺を見つけて駆け寄ってきてくれた。

『・・・・・おはよ。』あからさまにムスっとする小沢。きっかけくれてありがとう・・・。
『ごめんね・・昨日。俺、ひでえ態度とった。』心の底から謝ったら、
『いいよ。どうせ理由があるんでしょ。お前の彼氏はまだきてないよ。』といって笑ってくれた。

比呂を迎えにいこうかなって・・・下駄箱のほうに歩いていったら
『おもろー。』『おもろー。』と言う声がする。坂口と比呂が階段をあがってくるところだった。

最初に坂口が俺に気づいて
『ユッキー!!あんた芸人の中で誰が一番好き?』とか突然きいてくる。
『・・・ダウンタウンのまっちゃん・・』と普通に答えたら、へー・・っといって、俺を通り過ぎていった。

比呂は俺を通り過ぎない。俺のほっぺをぶにーっとする。
『おす。ちなみに俺はじちょかちょの井上君が好き。』
とかいって、笑ってくれた。うれしかった。

昼休みは生徒会の集まりがあって、とりあえず俺は昨日突然休んじゃったことを
みんなに謝った。そしたらみんな、普通に許してくれんの・・・。
『会長、ストレス?』『受験ノイローゼですかー?』
とか・・・。うれしかったよ。ほんとに。

午後授業が終わって掃除のとき、ホウキを持って(何故か)天井を掃いている比呂に出くわした。
『日記渡したい。』というと、『部活の後にして。』といわれた。
だから部活のあと、2人でわざとモタモタと支度をして、一番最後に部室を出て、体育館の裏で話をした。

『・・にっき・・』
俺は日記を渡す。すると比呂が、その場でぺらぺらと日記をめくった。
そして、ぱたんと日記を閉じると、日記で俺の頭をぱこっとたたいた。

無言の比呂。無言の俺。泣けてきて、涙が出た。

『毎回これくらい長く書けよ。日記。』
『・・・ん。』
『・・・・たださ・・・・読む人の頭のレベルを、もう少し考えて文章書け。』
『・・・・・うんっ・・。』

少しだけ・・話をした。

小沢に昨日八つ当たりみたいな態度とっちゃったこととか・・・
今日もほんとは学校にきたくなかったんだよ・・・とか。

そしたら比呂に怒られた。
『昨日の態度、なんだよ。なめてんのか。』って。
『ズル休みとかは、二度とやめろ。心配するだろ。』って。

『ややこしい甘え方するな。』とか
『自分が悪いと思うなら、泣いたりするな。』とか
『こんなに傷が深くなる前に、なんでまず俺に相談しねえんだよ。』とか。

しかられた。淡々と。そして比呂は俺にいったんだ。
『俺はもー甘かないよ。』って。
『なめんな。バカなお』って。



・・・うれしかった。
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