『感動!!』

機械科優勝!!!



やったーーーー!!! すげえ嬉しいすげえ嬉しいすげえ嬉しい

なんかすげえ盛り上がりで、大声張り上げて応援してたから 、全校生徒声ががらがらだった。
笑いすぎて腹痛い!! 友達もいっぱいできちゃった。
先輩の友達にもすげえかわいがってもらっちゃった。

俺の中で、今回の体育祭では、ムカデ競争で勝つのが目標だったんだけど、
佐伯チームとの接戦を、制したのは残念ながら佐伯チームだった。
俺ら1−2チームは、最初ぶっちぎり1位だったんだけど、
最後の最後に、一番後ろの坂口がコケちゃって結局三位だったんだ。
すげえ悔しくてさー。 坂口も責任感じて泣いちゃってさ。
昼飯の時、みんなで泣いてて、担任の先生が全員に牛乳おごってくれたんだ。

佐伯のクラスも機械科だから、得点的には問題なかったんだけど、
比呂と坂口、すげえ責任感じててさ
二人とも選抜リレーの選手だから、すんごい気迫でリレーに挑んだよ。

選抜リレーは一年からのスタートで、各クラス二人ずつ代表が出るんだけど、
比呂は1−2だから、四番走者なんだよね。
そしたら1組のやつがさ、バトン落っことしてすげえ差をつけられてさ、
俺らクラスの坂口にバトンが回ってくるころには
9位との差が半周くらいついちゃって(一人一周)、
こりゃ負けるかなーとおもったら、坂口のやつ、すげえ頑張って、
9位との差が約5メートルくらいのとこまで距離を縮めたんだ。

俺、感動して泣きそうだった。クラス全員で死ぬほど応援した。

で、比呂にバトンがわたる。坂口が『比呂!いけー!!』と大声をだした。
比呂はニコリともせずに、体育の授業の100倍くらい
かっこいいフォームで走り出して、あっという間にごぼう抜き。
そしてさらに7メートルくらい2位に差をつけて
二年の先輩にバトンを渡したんだ。

すげえ!!!ほんとすげえ!!

バトン渡した比呂は、コースの内側に倒れこんだ。
ズザザーとかいって、ぶっ倒れたからビックリしたんだけど、
どうやらスピードに乗りすぎて、すぐにとまれなかったらしい。
膝から血とか流しながら、すぐ立ち上がって二年の先輩を応援する比呂。
そのまま先輩たちが、どんどんと差を引き離していって
機械科は余裕のよっちゃんで、選抜リレーを制したのだった。

得点でも他所の科を圧倒する高得点で、機械が優勝できた。
比呂と坂口は先輩たちから、頭をばしばし叩かれながら
リレーでの活躍をほめられていた。 坂口がわあわあ泣いていた。
(そんな坂口をみて、比呂がもらい泣き)
(そんな比呂を見て、斉藤がもらい泣き)

みんなで後片付けをして、教室に戻ると先生が上機嫌だった。
隣のクラスでも、その隣のクラスでも、すげえにぎやかな笑い声が聞こえる。
たのしいな・・そうおもった。

俺、中学の頃なんか、クラスの応援席にいられなくて 、ずっと本部テントにいたもん・・・。
俺が徒競走で走るときなんか、後ろに並んでるやつが、
ヒソヒソ声で『こ・ろ・べ!こ・ろ・べ!』とかいってたし・・・。
それが今じゃあれだよ。 先輩にまで応援されちゃったよ。『いけー!ピンクー!』って。

俺すげえうれしかった。

クラス得点が、学校中で2位で、これもすげえうれしいところ。
そしたら比呂とか坂口とか小沢が『来年は絶対1位とろうな!』って笑った。


みんなでバンザイ三唱をして、ドアのところに先生が立ち
先生とハイタッチしながら一人ずつ教室を出て、帰路に着いた。


明日は代休で学校は休み。
晴れたらみんなで河川敷いって、草野球やることになってるんだよ。
斉藤チームと、チーム小沢にわかれてやる事になってるんだけど
明日みんな、筋肉痛で動けねえんじゃね?


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