date2006.5.16(tue)

学校です。昨日比呂が

俺をかばって喧嘩して

大怪我をしました。

先輩に髪色のことで文句言われて、屋上つれてかれたんだけど
視力各2.0のこんにょひろは、そんな俺のピンチを廊下の窓で発見するなり
二階の窓から飛び降りて、渡り廊下をひた走り、俺のために駆けつけてくれたそうです。
(目撃談・小沢潤也)

俺の目の前の先輩を蹴飛ばしたあと、一瞬真顔になった紺野。
あとから聞いたら『空手部の副部長だって気がついて、一瞬ひいた。』んだって。
でも、そのあとも俺のために喧嘩してくれた。
途中からはめちゃくちゃだったから、俺のためもクソもなかったんだろうけど・・
でも俺を・・助けに来てくれた。

だから今日、昼飯おごろうと思って、比呂にいったら『そんなのいい』っていう。
毎度のことだけど俺はめげない。比呂が昼飯買いにサニマにいったのを、あとからこっそり追いかけた。

サニマ入り口で俺に気がつき、本気でびびる紺野比呂。
『・・・何だよお前・・怖い・・・。』
『おごらせて。』
『だから、そういうことされると嫌なの。わかれよっ。』
『だけどっ・・だけどそれなら、御礼をしたい俺の気持ちをわかれよっ。おごらせろっ。』

比呂は観念したようで、カップラーメンをひとつ俺によこしてきた。
『これがいい。』
そういうと飲み物コーナーに移動する。そんでファンタを手にしたから
それもかっさらって、さっさとレジで支払いをした。

学校に戻ったら職員室直行でお湯入れて、教室行くとちょうど4分で
あとから入れる粉末やタレを加えて比呂は食い始めたんだけど
『・・・・・・・うすっ・・。』っていう。味がうすいらしい。

そしたら小沢が『最近のそういうのって、ヘルシーにできてるからじゃない?』っていうの。
その言葉に比呂は『・・この前食ったときと味違うけど・・そういう配慮はありがたいよね・・』
って普通に納得して食い続けたのね。うん。

でも実はね。みんな気がついてたの。そういう部分だけ天然な小沢を除いて全員がね。

比呂、タレとかいれたあと・・いっさいかき混ぜたりしないんだもん・・・。

案の定、食い進めてくうちに
『味が変わった・・こないだの味に近いっ』『・・・・濃いっ・・・・。』『スープ飲みきれない・・・。』

あーあ、もう。
相変わらずこいつ、カップめんのスープにすっげえ栄養あると思ってんだ・・。



・・・比呂のケガ。早く治るといいな・・・。一日も早く・・治ればいいなあ・・・


比呂の言い分(別窓)
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