Date 2006 ・ 05 ・ 19

今日は駄目だー

本日も一日中、比呂のことが大好きだった。

話をしてても、雑巾野球をやってても、部活でストレッチをやってた時も
ずっと俺は比呂が大好きだった。届け!この想い。

今日は比呂は浅井とよく喋ってて、
『みた?あれ。』『みた!』『だよねー』『だよね。』
と、二人にしかわからない会話でニコニコ楽しそうだった。

俺は比呂とずっと一緒にいるはずなのに、比呂は俺に通じない内容で
友人と盛り上がったりしている。それはもう楽しそうに。

『何話してるの?』って聞くのは容易い。けど、俺はそんなのを望んでるんじゃない。
他人が知らない二人だけの話題を、比呂とたくさん共有したいんだ。

さっき転寝した俺は、比呂とヤった夢をみた。
夢の中の比呂は俺を、脱がして触って、ぎゅっと抱きしめた。

はっと気づくと俺はベッドの上で、案の定、隣に比呂はいない。
なんだ夢か・・って、がっかりしている自分がほんとに情けない。

比呂に電話したら、10コールほどで比呂がでて、声がかすれていたから、『寝てた?』ときく。
まるで自分が比呂の恋人になったような・・そんな気分で。『・・ん。大丈夫。』比呂が笑う。

でもその後ろで『・・だれ?』という女の声が小さく聞こえた。
現実は残酷だなあと思った。

たわいもない話をして、おやすみと言って電話を切った。
この時間だ。比呂は今夜は家に帰らないんだろう。
なら一晩中、その女と何をするんだろう・・・今頃なにしてんだ?

あいつのことを好きな以上、俺はずっとこんなのを繰り返すのかな。
悲しいっていうよりはあれだ・・スゲえ・・悔しいって感じ。


俺の比呂と、他の女が、一緒にいるなんてすげえ悔しい・・・。
比呂はおれと一緒のベッドに寝ても、俺にはちっとも手を出してくれない。


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