2006/7/8 (Sat.) 23:50:50

今日は午前中、部活があった。

二年生以上は、他所の学校で練習試合があって、
一年生は自分ら学校の、体育館で紅白戦をやった。
先生も練習試合に行ってるから、今日の責任者は麦ということになり
あいつの仕切りで試合をやった。結構真剣にできたと思う。

試合が終わって、モップがけしようってことになった時、
比呂が突然俺の肩に手を置いたからドキっとした。

『靴が脱げたー。』そういって、俺の肩をぎゅっと掴んでいる。

何の気負いもなくタラタラしてたのに、いきなり片思い中の比呂に、
肩なんかつかまれちゃって俺は思わず硬直する。
肩に心臓が移動したみたい。どきどきどきどきして困った。

靴を履いた比呂は俺の顔をチラッと見て、『サンキュ』っていうと部室に入っていった。
今日の部活の日誌当番が比呂だから、日誌を取りにいったんだと思う。
俺は手に持ってたボールを片付けようと、ボールを入れてあるかごのほうに行った。
そして3メートルくらいの距離から、ボールを投げたら思い切り外れた。

『それでもバスケ部員かーーー!!』と佐伯がいう。
外したボールは浅井が拾って、かごに入れてくれた。
俺は佐伯らに愛想笑いをして、そのままモップをとりに走る。

あー・・どうしよう。手が震えてるや。

体育倉庫に入るときに、チラッと部室のほうを見たら、
比呂が日誌をうちわがわりにして、顔を扇いで涼みながら
自分の筆箱を漁ると、シャーペン持って部室から出てきた。

『今日って何日ー。』と比呂が言う。『8日だよー』ほぼ全員が、大声で答える。

比呂は体育館の床にぺたっと座って、日誌を書き始める。
『じゃまじゃま。』って、モップ組に言われて、
体育館を転々と移動しながら、日誌をかいてる比呂。


日誌の反省欄にかいといて。
幸村君が、紺野にお熱で死にそうだって。
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