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比呂が俺にもたれかかって 器用に花を束ねていく 何も言わず ただ黙々と花を束ねる
俺はそんな比呂がかわいくて 恋しくて とにかく愛しくて みぞおちのその奥の辺りが ぎゅうっと締め付けられるんだ
そしたら比呂が 花を束から一本だけ 水色の花を抜き取ったと思うと すっ・・と俺の髪に挿す
あっけにとられていた俺に たった一言。
『・・・・かわいい。』
俺は目を閉じた。水色のその花は とても甘いにおいがしていて そして俺のピンクの髪に すごくすごく似合っていた
にこりともせずに俺の事を かわいいっていってまた黙る比呂
俺にもたれて 無言のまま 花のとげが刺さって血が流れても 何も言わず ただぼんやりと
花を束ねていく彼の からだをただただそっと抱きしめて 俺は目を閉じ 愛しさに震える
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