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比呂とひさしぶりにのんびりえっち。
あったかいなあ。きもちいいなあ。
心ごと絡まって降りそそぐハート。
快感まかせに溺れて天国。
震える指先でくちもとをなぞったら
比呂が俺の下唇を甘噛みした。
締め切ったカーテンの向こうは明るい。
目が合うたびにキスをする。サイコー。
布団の中で指先が触れたら
俺の手をぎゅっと握ってくれるから好き。
身体の一部が触れたらグッて
俺を引き寄せて抱きしめてくれるから好き。
裸のままで天井を見たり比呂を見たり
カーテンをみてたら、比呂の携帯が
鳴った。仕事の話らしい。
だるそうに身体を起こすと比呂は
床の下に転がってた自分のバッグに手を伸ばし
中から書類をひっぱりだすと
それを見ながら話を始めた。
業務的な声。真剣な顔つき。
敬語できちんと話をする比呂。
俺も身体をゆっくり起こす。
そしてぴとっと比呂に寄り添った。
あたたかいからだ。
俺があたためた比呂のあたたかいからだ。
しあわせだなあ。
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