比呂が笑ってくれた。

帰り、比呂が下駄箱で『ユッキー。』って
俺を呼んでくれて俺はドキっとする。

どんな顔すればいいかわかんなくて、とりあえず真っ赤な顔して振り返ったら
比呂が、にこってわらってくれて
『じゃあね。ばいばい。』っていってくれた。



そのまま一人で自転車のって、門から出て行く比呂。



せっかくの半日授業だったのに。


俺がバカなこと言わないで、今も付き合っていたなら・・
きっと昼飯も一緒に食って、そのあとも比呂に甘えられたんだろうな。

俺の愚痴を聞いてくれて、きっとキスもしてくれただろう。
ぎゅっと抱きしめてくれて・・もしかしたらエッチもしたかもしれない。
ゲーセンで俺の大好きなキャラのユーフォーキャッチャーやってくれて
夕飯も食って、海でも一緒に見て
そんで手をつないで・・・幸せだったんだろうなあ・・・。


嘘みたい・・俺・・
そんな幸せな日々を過ごしていたんだな・・・。

2007/06/07(木) 17:15:19
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