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2007/6/28 (Thurs.) 12:50:14 バイトあと、スタッフルームにあがってきた比呂をギロっと睨む。 小沢にエロテク伝授したことによるヤキモチの刑に処するため。 比呂は一瞬きょとんとしたけど、その後へへっ・・て笑って ♪ツンデレ〜♪って意味なく口ずさむと、俺の腕掴んで部屋をでていくのだった。 『ねえ、怒ってるんだけど。』 『ああ、なんかそんな顔だね。』 『ちょっと、どこいくの!』 『お前が怒ってるから話をするんだろ。』 『今話せばいいじゃん。』 『あっはっは。』 ・・・笑う意味がわかんない。比呂は俺のほっぺにちゅっとすると言った。『ロマンチックな海でもみて話そーぜー。』 比呂の後についていったら、前に手作り弁当もってきたことのある夜の公園の岩にたどり着いた。 思い出がよみがえって切なくなる。波の音が今日もすげえやさしい。 すると比呂がいきなり俺を抱き上げて、岩に座らせる。びっくりした。 そんで、俺の正面に立つと、ちょっと真剣な顔で『何を怒ってる?』ってきいたんだ。 『お・・小沢にエロテク伝授しただろっ!』 『・・・・・は?』 『ゴムまであげたとかきいたよ。なんだよそれ!』 『・・・・・』 『・・・・・』 比呂の表情がハニワになったかとおもったら、その後突然ブチぎれた。 『そんなことで俺は怒られないといけないのかーー!!!』 次の瞬間、真顔になった比呂が、いきなり俺のベルトをはずしにかかる。 『・・・ちょ・・ひろ。なにしてんの?』 『ヤろう那央』 『え』 『そういう話はヤりながら話そう。 』 ・・・・なんでそーなんのーー!!!『ヤダ!』 『やじゃない!』 『真剣に話をしたいの!』 『そんな話、真剣な顔でできるかあ〜!!!』 『だって比呂は・・あ・・。』 俺がはなしをしてんのに、比呂はさっさと俺に口づけて 俺のそれと、比呂のそれをこすり合わせながらぎゅっとだきしめる。 俺は、比呂にしがみついて、舌をおいかけたけど 息が苦しくて、唇を離し、比呂の肩に顔を埋めて快感から気を逸らそうとした。 だけど比呂が、耳元で『那央』って俺の名前を呼ぶんだ。だから引き戻される。 俺は呼吸を乱しながら、比呂の顔をうつろな目で見つめる。 そしたら比呂も、とろーんとした感じの目で俺を見て、そんでくちづけた。 『那央、好き。』 『・・うん・・。』 『那央・・。』 『うん・・。』 気がついたら俺は、2人分のそれを握る比呂の手に、自分の手を重ねて 夢中になってそれを動かした。 そして俺は、比呂の手に欲を吐き出した後、服をととのえ 比呂に背後から抱きしめられる感じで岩に座り、海を眺めた。 比呂が俺の首に何度も、チュッて子供にするみたいなキスをするから すっげえなんか、安心感。さっきまでの不安は嘘みたいだった。 『怒られる覚悟は出来てるよ。』気だるそうな声で比呂が言う。 『いいの。もう。それよりね。小沢がついに男になりました。』 『・・・うっわ。そっか〜!!』 2人して、いちゃいちゃしながら、その後もゆっくり話をした。 『アオカンはしない主義だったのになー。』 『えー?』 『屋根のないとこじゃやらない主義だったのに。』 『主義多いねー。』 『そうさー。ちゃんとそういうの決めておかないと俺、節操ないよ。むしろそればっかだもん。』 『比呂は俺が好きだから俺とえっちすんの?』 『は?』 『ヤってる間も、俺が好き?』 『・・・・。』 『俺とやりながら他の女の事とか考えてない?』 言わないつもりだったのに、比呂の腕の中にいる安心感で、ついそれを言ってしまった。 でも比呂は全然おこらなくて。 ぎゅーっと背中越しに俺を抱きしめると肩越しにちゅ。そして抱きしめる。 んで、俺の首にデコをこてん・・っておくとかすれ声で言うんだ。 『・・・考えない。お前だけ好き。』 |
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