お勉強会

水曜からテストが始まるから、今日と明日は半日授業。

で、今回専門科目が何気にヤバい俺は比呂に頼んで、勉強を教えてもらうことにした。
そしたらそれを嗅ぎつけた坂口が、『じゃあ俺もいくー。』とか言い出して、
坂口がそういうと麦やヒノエがセットでくっついてくるから、結局大人数になっちゃった。

昼飯は最寄のスーパーにいって、おのおの好きな物を
買うことにしたんだけど、坂口とヒノエが比呂を離さないから
俺は小沢とか麦と一緒に、スーパー内をウロウロしていた。

そのとき麦が俺に『・・おばあちゃん、どうだった?』ときいてきた。

俺、麦はそういうの興味ないと思ってたから特に何も報告してなかったんだ。
『・・うん・・。年だから回復は遅いみたいだけど・・でもすぐ退院できそう。』
そういうと麦は、笑顔で『そっかー。よかったね。』って言ってくれた。

麦って・・・麦ってそういうとこあるんだよね。
根掘り葉掘り聞いて来たりしないのに、ちゃんと心配してくれてたりするような・・そんなかんじ。
俺・・麦に聞かれる前に自分から、ばあちゃんの容態言えばよかったって
すっごい地味に反省してた。メシ選びながらずっと。

俺らがレジに並んでる頃には、比呂らはスーパーの外に出てて
そしたら、なんかわけわかんない方向に、気が狂ったかのごとく手を振ってるじゃん。

何かと思ったら、小島と斉藤がはしってきたんだ。
比呂が小島に膝で蹴りを入れながら、なんか話して、スーパー内を指差す。
麦が小島と目が合ったみたいで、小島が麦に手を振った。

そのあとすぐに、小島たちがスーパーの中に入ってきて、カゴを持ち、走るとカップラーメンコーナーいって、
そのあと菓子コーナーと飲み物コーナー経由して、レジのとこまで来た。

『よ。』

小島に背中を叩かれる。俺の前で小沢が支払いをしている。
小島は俺に向かって手を合わせると『わり。ユッキー。数学教えて!』っていった。

ちゃり8台で道を進む。スーパー外のたこ焼き屋で
全員ソフトクリーム買ったから、片手にそれを持ちながらゲラゲラはなしつつ道を進む。

12時に紺野家に着いて、すぐメシ食ったらヒノエが『集中力を高める為に勉強前に昼寝しよう。』
とか言い出して、俺と小沢と麦が比呂の部屋で横になったんだけど、他のやつらは、寝る気配がない・・・・。
坂口は『風呂はいりたい』とかいいだして、比呂と2人でシャワーで遊んでるしー・・・
で、小島と斉藤とヒノエが下の居間で昼ドラみてる・・。

・・・・・

寝ねえなら勉強しようぜ・・




2007/07/09(月) 12:57:26
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