2006/9/7 (Thurs.) 23:52:31
『比呂って彼女作んないの?』『彼女ー?・・・まあ・・出来たら嬉しいけど・・。』
『ナンパとかで探す?』『ナンパで釣れるような女じゃ嫌だよ。』
『じゃあどうすんの?』『・・・わかんない。』
『運命的な出会いを待つ?』『あははは。』
『・・。』『こんな男まみれの毎日で、運命の出会いなんかねーよ。』
『じゃあ、彼女どーすんの。』『・・やっぱいらない。』
『なんでお前は、そー、いい加減なの?』『・・・。』
部活の休憩中、外廊下でバテてた紺野の隣に座って愚問を繰り返す俺。
紺野は相手をしてくれてたけど、全部テキトーで、俺なんか見もしない。
俺的にはもう恋心が最高峰到達してそうな勢いで
飯も食えないし、眠れないし、恋ってやっぱり病気なんだと思う。
紺野は俺に『いい加減』だと言われて、あまりいい気はしなかったらしい。
廊下に寝転んでたのに、いきなり起き上がりすくっと立ち上がり俺を見たんだ。
『女なんて、ヤれりゃいいもん。』
そんな暴言を吐くと紺野は、持ってたタオルを振り回しながら、体育館に戻ってしまった。
救いようのないことを言われて、俺はガックリきてしまう。
俺は紺野に夢みすぎなのかなあ・・・。
あんなひでえことを言ってるあいつが、逆にすげえ魅力的に見えちゃうんだ。