Date 2006 ・ 11 ・ 07
大笑いしながら街中を走りたい



比呂と仲直りできたあーーー!!

ぃやったあーーーーっ


ずっとずっと、俺のいじけた考え方のせいで、ろくに話もできなかったんだけど、
比呂が博多華丸の物まね(激似)で、活路を開いてくれたんだ。
うれしい・・やっと普通に話しできるようになったよ・・。
涙出る・・大好きだよー・・・。

比呂のことを大好きすぎて、手当たり次第のもの全て、
嫉妬の対象にしてしまって、そんで自虐的な考え方繰り返した。
勝手に俺、一人で落ち込んでた。そんな俺を救ってくれたのは、結局比呂だった。

自己復活も出来ねえくせに、自分勝手に落ち込んだ俺は馬鹿だ。
気をつけよ・・。繰り返さないように・・・。

で、比呂に誘ってもらって、一緒にバイト先の秋山さんの自宅訪問をすることになった。
秋山さんは一人暮らしで、漫画がいっぱいあるんだって。
手土産もって家に行ったら、一人暮らしの家の割には女のにおいがプンプンしていた。

比呂がたまに、秋山家に引きこもるとか言うからどんなんだろうと思ったら、
漫画の量が半端ない。ちょっとした漫画喫茶のようだ。

部屋に入ると比呂はベッドの上にあったクッションを二つと
銀河鉄道999を一冊とって、北側の部屋の隅の角にすわって読み始めた。
まるで自分の家状態。その様子をぼったってみてたら、後頭部を秋山さんにつつかれた。

『幸村も、どこか座りな。コーヒー淹れたよ』

比呂は帰るまでひたすら、マンガをずっと読んでいて
俺は秋山さんとふたりで、ずっとオセロをやって遊んだ。

秋山さんには、バイト先でもよくしてもらってるけど、家に来たのは初めてだったし
年上の・・たかだか週に数日バイトで会うだけの大人の人の部屋に
入るなんて初めてだったから、気を使ったけど・・
なんかあ・・オセロしてたら・・まるで自分の兄ちゃんのように思えてきた。

『どうよ・・幸村』
不意に秋山さんに話しかけられる。秋山さんの顔を見た。

『バイト・・どう?慣れた?』
『あ・・はい。やっと少しなれました。』
『んふっ・・そうか。』

店でも何度か、そんなふうなことで、声をかけてもらったけど
秋山さん家でオセロしながらで、秋山さんが淹れてくれたコーヒー飲みながらでのその一言は

けっこうなんか・・・感動的だったよ。

飯時前に、比呂が立ちあがって『ゆっきー帰ろう』というから、家に帰ることにした。
秋山さんは、マンションの駐輪場まで出てくれて、『またこいよ』と、手を振ってくれた。
大人だなあっ・・憧れてしまいそうだ。

帰り道で、俺は延々と、比呂の話を聞きながら自転車をこいだ。
ニヤニヤしながら話聞いてたら、いきなり比呂が素っ頓狂な声を上げるんでびびった。


『あーそうだ!あした、エロレのCDでるんだ!』



・・・エロレとか君・・・


大声でそんな噛み方するな!




Post at 23:06
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