2008/8/4(Mon)22:53:47

選抜チームの合宿で今日は体育館付きの施設に泊まりだ。
昼間、部活の後で比呂に声をかけられた。
『お前、今日泊まりだろ?夜にでもメールするわ。』

俺はめんどくさそうな顔で、『わかったよ。』って返事を返した。
そしたら比呂が俺のケツを蹴飛ばして『じゃーな。がんばれよ。』って笑った。

選抜の練習があって、ひどくしごかれてクタクタで
ミーティングやったあと風呂に入って、夕飯が出てそれを食って
その後一人で体育館に行き、シュート練習を200本やってたら
メールがきた。比呂からだ。

件名『今日の飯、なんだった?』

<こんばんわ。
<ブロッコリー王国は、今日も平和ですか。
<合宿頑張れ。
<用事はとくにないんだけど
<リズム天国、お前のデータ
<一緒にやらせて。
<っていうか
<もうやった。
<すみません。
<おやすみ。


・・・・。

変なメールだな。だけど・・俺にとってこのメールは
待って待って待ちわびたメールだ。
何度も何度も繰り返し読む。たった数行の素っ気無いメールを
俺はうれしくって何度も読み返す。

差出人が、比呂だから。

返事をすぐに打とうと思ったけど、すぐに返事なんかしたら
待ち焦がれていたことがばれそうで・・だから寝る前まで待って返事しよう。

<わかったよ。
<おやすみ。

そんな感じで十分だ。


俺は。


俺は、ずっとこんな風にして、ずっとこんな俺としてじゃなきゃ
あいつと一緒にいられない。
辛くても、苦しくても、悲しくても 泣けてきたとしても・・
この状況が俺の最善だ。

きっといつか慣れるときが来るさ。
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