泣きたい。

比呂とラーメン食べにいった。
今日、小沢と話してるときに、彼女といったラーメン屋のラーメンが
うまかったとか教えてもらって、それを比呂に言ったら
『ラーメンくいたいなー。行く?』って誘ってくれて
塾が終わってから比呂と2人でいった。

すっげーうまかった。

ラーメン待ちの間、俺、ずっと比呂に喋り捲ってた。
何はなしたんだっけ・・って振り返っても、普通の事しか話してねえの。
今日、クラスで何があったとか、そういう話をずっとして
比呂が笑いながら聞いてくれて、それがすごく俺はうれしかった。

比呂はさ・・俺が黙ってるときは、よく喋るけど、俺が喋る時は黙って聞いてくれてるじゃん。
それってさ・・まあ当たり前のことなんだろうけどさ
なんか・・すごいさー・・・夢みたいなことのような気分になるよ。

だって別にどうでもいいことじゃんね。これが丸っきりの他人だったらさ。
俺が今日クラスで黒板消し係だったこととかさ、そういうのってどうでもいいことじゃん。
その話題で5分くらい話せるんだよ?俺ら。俺の話に、比呂は相槌を打ってくれてさ、
『那央はたまにコント体質でるよなー。』とかいいながら笑ってくれるんだよ。
ふふって笑うその顔は、決して無理なんかしてなくてさ
話してる俺も、聞いてくれてる比呂も、お互いがさ・・
一緒にいることで安心しきっていられてる感じなんだー・・。

俺、比呂がいるだけで嬉しい。幸せっていうよりも、やっぱ単純に嬉しい。
ドキドキするし、うきうきするし、総括すると結局幸せなんだろうけど
とにかく嬉しいって気持ちが、すっげーいっぱい。超飽和。
帰り道、自転車押して話しながら帰った。
俺んちが近づくに連れて、比呂は歩く速度を遅くするんだ。
そういう優しい気持ちを大事に受け止めながら俺は、ゆっくりと大人になっていきたい。
毎日毎日、忙しくてもそれに忙殺されないように24時間、きっちりと一秒一秒大事にしていきたい。

どうせ俺だっていつかは死ぬ。それはすごい怖いことだけど
怖がる時間も全部注ぎ込みたい。
俺の人生なんだから、俺の好きな様に使いたい。

大好きな比呂を一秒でも多く想って俺は生きていきたい。
一秒でも多く比呂を思い浮かべて、嬉しい気持ちを大事に刻み込みたい。
結婚したいし、一緒に住みたいけど、未来に向かって焦ることで
今があっという間に駆け抜けていってしまうんだとしたら
それはものすごくもったいないことだから
夢は夢で大事にして、俺は今ある毎日を大事にしたい。

今日のラーメン屋でのささやかな会話だって、
いつかした喧嘩やちょっとしたすれ違いも、時間をかけて俺たちがたどりつく
未来へ繋がる人生の一部だから、全部大事にしていきたいよ。





あー・・大好きだ。



泣きたい。


2008/12/02(火) 23:21:22
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