ただいま。 なんかー・・・。全身脱力。とりあえず今夜は、ゆっくり眠れそう。 試験は・・まあ・・塾の奴らが結構いたし 加瀬とかもいたから・・案外普段どおりの心構えで挑めた・・かな。 なんかでも、もーやだっておもったっけ。終わった瞬間。 もー勉強したくねえっておもった。大学受験、本番はこれからなのにさ。 終わって真っ先に比呂に電話した。 そしたら比呂、バイトを午前中にしてもらってくれててさ。 会えるってわかったらうれしくって、疲れも吹き飛んだ。 比呂待ちの間、家に電話して、試験終わったから遊んで帰るっていった。 そのうちに比呂が来てくれて、2人でとりあえず飯くいにいった。 なんでもいいよっていうから、お好み焼きを食べにいった。 比呂が焼いてくれたお好み焼きが、すっげーうまくてさー・・・・。 あったかくて美味しくてさ・・・そしたらぼろっぼろ泣けてきてさー・・ まだ受験は終わっちゃいねーけど、とりあえず今日は開放日って感じで・・ うまいものはうまいって思えたし・・穴が開くほど比呂のことを見たよ。 腹いっぱいになったら、やっぱ無性に甘えたくなって ラブホいった。今日は外がやたら寒かったし。 でも、抱き合ったらすぐ俺寝ちゃってエッチどころじゃねえかも・・って ちょっと心配だったんだけどさ、全然そんなことなかったっけ。 比呂の体のあったかさがー・・・たまんなく愛しくってさー・・・・ 俺、今回の試験でさ、ド忘れして答え適当になっちゃった問題とかあったんだ。 やっべーなーとおもったけど、比呂と抱き合ってたら、そんなの大したことじゃない気がした。 むしろ、コケた問題がセンターで出てくれたから良かったー・・。 今思えば全然簡単な問題なんだよ。だから、復習とかが甘くなっててさ、ド忘れしたんじゃねえのかなって。 塾で擬似テスト的なことを、なんどもやったし、学校でも中間期末みたいな定期テストを うけてきてたんだけどさ、やっぱ違うじゃん。大学受験って。 今更こんなこと言うの変かもしれねーけど、勉強の進め方とかイマイチ曖昧だったんだ。 でも、今回センター受けてさ。実際ああいう環境でテストを受けてさ。 なんか、明日からの勉強の計画みたいなものが、明確になった気がする。 俺が弱い部分・・本番で出る弱い部分みたいなのが、わかった気がするし。 そういう風に冷静に自分を分析できたのは・・俺には勉強以外にも 大事なものがあったからだとおもう。 じゃなきゃきっと俺、たった一個のド忘れをいつまでも引き摺ってたとおもうよ。きっと。 比呂は甘えっこみたいなエッチをした。 最近のんびり会えなかったし、会えたとしてやっぱセンター試験のことがあったから なんとなくお互い遠慮がちだったし・・・・ センター試験受ける俺が不安でいっぱいだったのはあたりまえなんだけど、 比呂にはいっぱい心配をかけた。あの子はそういう事を、言わないんだけど・・ ほんとにいつでも支えてくれた。体の事も気づかってくれた。 俺、幸せな気分で、勉強に集中できたもん。恋愛はいつでも安定をしていたから。 裸と裸で抱き合って、その間、試験のしの字も浮かんでこなかった。 かわりに俺の頭には『好き』って言葉が溢れるほど浮かんだ。 目が合うたび笑って、照れ隠しのキスをする。 ・・俺、贅沢な人生だ。 絶対駄目だとおもってた恋がかなって・・今じゃ比呂と付き合ってるのがあたりまえなんだもん。 もう付き合って二年が過ぎた。あたりまえでいいんだ。俺らは続く。永遠に、当たり前のように。 好きな人と同じ将来の夢を見て、違う現実の壁を個々に乗り越える。 夢が同じだとしても、体も心も別だ。見ている世界も違う。 俺が見逃した幸せを、比呂がしっかりみていて拾ってくれて 比呂が見逃した幸せを、俺がかきあつめながら歩んでいく。 2人でいるってそういうことだ。つないだ手の温かさを、離した後も感じられるのが恋だ。 恋心は幸せを無限に蓄積していく。明日からまた受験勉強を頑張ろうとおもう。 合間合間に比呂のことを想う。会いたくなったら会って、 心の全てを比呂で満たして、そしてまた机に向かえばいい。 少なくとも今夜だけは前向きでいたい。 試験お疲れ、俺。おやすみ。 2009/01/18(日) 22:34:19 |
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