一緒にいたい

比呂の家に泊まった。昨日、なんとなく思いついて・・・。
比呂が倒れてからずっと・・失う怖さに襲われてばっかでさ
状況がめまぐるしく変わる中で、あっという間に時間が過ぎちゃって・・
三月も・・もう半分しかない。

俺ら・・もうすぐ離れ離れなんだよ。

生きていてさえくれれば・・何もいらないって思ってたけど・・
比呂が生きていることが普通っていうかんじになった今・・
離れたくない。そばにいたい・・・。やっぱ俺、比呂に守ってもらわないと駄目だ〜・・。

決めたことは最後まで曲げたくない性格なのに・・
比呂とのことになると・・決意と挫折の繰り返しだ。

今日、うちに帰ってくる前、比呂にそういう風に相談した。
比呂は黙って聞いてくれて、『俺はうれしいよ。』って。

『俺との事で、お前が何かを決める時も・・決めたことを投げ出す時も・・
全部俺を好きでいてくれるからじゃん・・だから俺はうれしいよ。いっつでも。』

・・・そうやって比呂が俺を甘やかすからどんどん駄目になってくんじゃん。俺が。
そんで結局、比呂がガマンする。無理をする。辛い思いをする。
俺がそういって泣いてたら、比呂がちょっと考えてから俺を見んの。で、ちょっと首をかしげて、
『俺がお前にされて・・つらかったことは・・浮気と・・激ヤセくらいだよ。』だって・・。

『あとは・・ないの? 』ベソかきながら俺が聞いたら、比呂は即答で『ない。』っていう。
『あったかもしれないけど、覚えてない。忘れた。』って。

浮気と激ヤセ・・って・・。浮気はともかく激ヤセなんか・・おれ自身とっくに忘れてたよ。
比呂にかけてもらったやさしい言葉は覚えてるけど・・浮気と・・俺の激ヤセが・・辛かったって・・。

他にもいっぱいあったはず、一方的に俺が悪かったこと。なのに忘れたって比呂はいう。


俺は浮気をされるのが辛いって・・俺の体のことを心配してるって
ほかの事は全部水に流してくれてんのに、その二つはわざわざ口にした。

俺、ちゃんと心に留めておく。



どうもありがとう。

2009/03/12(木) 23:24:52
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