目を閉じる ・・ただ、息をしてるだけで涙がでるよ。昨夜は比呂のところに泊まった。 約束もないし、家族の人たちもいたのに、離れて寝ることが耐えられなくて 押しかけちゃった・・・すごい身勝手だったと思う。 だけど、比呂はすごく喜んでくれてね・・一晩中かけて俺を慰めてくれたんだ。 人を好きな気持ちって・・なんでこんなに底がないんだろう。 底なし空間をまっさかさまに落ちていくかんじ。 落ちても落ちてもまだまだ足りない。俺の心は、どうにかなっちゃったみたい。 比呂が生きてるだけで嬉しいと思ってた。でも今日はもっと重症で 俺自身が生きてるだけで、涙が出るほど嬉しい。 自分の呼吸音を聞くだけで、幸せが満ちるよ。 恋は一人じゃできないんだって。俺の命が宝物なんだって比呂が言うんだ。 『一緒にいられない時、俺だってお前の事を考えてるよ。 那央はちゃんと息してるかなーって。そんな事だって考えてるよ。 不安になったら自分の呼吸の音を意識して聞いてみな? 俺はその音が、すごく大好きで、なにより大事に思ってるから。』 ・・その言葉をきいたのが、朝の4時ごろかな・・・。 泣き疲れた俺は、比呂に言われるがままに、自分の呼吸を意識したの。 吸って・・吐いて・・・吸って・・・吐いて・・・ そしたらすごく眠たくなって・・比呂をみたら、優しく微笑んでくれて・・ 『・・・おやすみー・・。』っていってくれたんだ。 『寝てもそばにいてくれる?』って・・比呂に言ったら 『大丈夫。いるよ。』って言ってくれた。 そばにいたいよ・・。今は俺は自分ち家で比呂はバイト。離れ離れ。 でも心は一緒にいるんだよ。俺達の心は一つだ。 心が一つなのに、体が二つだから、不安になるし、物悲しい。 悲しい 愛してるよ 俺ら幸せもんだね。 っていうか、俺、すごく幸せな人間だ。 だって自分が生きているだけで、愛する人が喜んでくれるんだ。 幸せそうに笑ってくれるんだ 2008/03/30(日) 22:02:04 |
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