2008/4/20 (Sun.) 17:26:21

『・・・・・・。』
『・・・那央ー・・。』
『・・・・。』
『電話に出た時はー「はい!幸村です☆だろっ!』
『・・ふふっ。』
『ははっ・・。暇できましたかー。』
『・・・・・。』
『できたしょー。俺は6時まででいいみたいだからゆっくり会えるよ。会おう。』
『・・・・・・。』
『なーおー・・・。』
『・・・会いづらいよ・・。』
『・・・会いづらい?』
『だって・・・なんか・・昨日はあんなさ・・』
『・・・。』
『交換日記も・・さ・・。』
『あーー!そうじゃん!』
『はっ?』
『てめー、早く渡せよ!気になるだろっ!俺の番だぞ!』
『・・・・・そうだけど・・・。』
『とにかく6時だから、俺が迎えに行くか、お前が来るか。どっち?』
『・・・・・。』
『どっち!!』
『・・・・俺が行く・・。』
『わかった。夕飯食ってくるなよ。一緒に食うから。』
『・・・うん・・』
『じゃ、またあとで。』
『うん・・・。』
『・・・じゃ・・』
『・・あ・・待って!』
『・・・・・なに?』
『・・・・話が・・あるんだ・・。』


すると比呂は、淡々とした口ぶりで俺に言うと電話を切った。

『わかってるよ。だから会うんだろ。でも、別れ話なら聞かないからな。じゃ。』


合わせる顔が無いと思って、昨日からずっと落ち込んでたのに
約束決まったら、やっぱりうれしい。

やっぱりうれしいんだ。会えることが。
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