2008/6/18 (Wed.) 17:05:17

『紺野、いつ頃その猫みた?』
『えー?月曜・・かな。捕まえようとおもったけど逃げられた。』
『まじで?』
『うん。火曜日に猫缶買ってきてさ、あのへんに置いといたんだけど・・
後で見たら食ってあった。だからいるんだとおもう。やっぱし。』
『そっかー。』

『・・多分捨て猫だよ?俺の事すごく怖がったもん。』
『・・・こわがる?』
『そう。怖がって逃げたんだよ、威嚇とかはされなかった。』
『・・・・』
『でも、見つけてどーすんの?保健所とかだったらヤだよ。』
『そうだね。』
『・・俺、本当は飼いたいんだけど弟小さいからさー・・
卒業するまでどっかで育ててもらえたら横浜つれていくんだけどなー。』

『・・・じゃあとりあえず、捕まえたら俺が飼うよ。
でも俺が見ただけで2匹いたからー、もっといるかもなー。』
『ほんとむかつくよね。猫捨て場じゃねーのに。命じゃん。』
『捨ててくなっていいたいよなー。俺も許せないよ。捨てた奴ら。』
『俺一年だかのときも、猫拾ってさー先生に引き取ってもらったんだよ。
わざわざ捨てにくるんだよ、きっと。』
『最近そのあたりのゴミ場にさあ、カラスとかもいるから早くみつけてやんないとな。』

『・・・後で俺も探すよ。部活5時半までだからまだ明るいとおもうし。』
『じゃあ、そんとき職員室寄って。俺も一緒に探すから。お前、今日バイトは? 』
『あるけど7時からだから。みつかんなきゃ明日、ツレに声かけてみんなで探すよ。』
『そうだな。じゃ、俺いったん職員室戻るわ。』
『なんかあんの?』
『会議』
『・・先生も大変だね。』
『あんたみたいな生徒が多いからね。』

『どういう意味!』


NEXT