2006/5/2 (Tue.) 23:59:43

今日は朝から体育祭の、ムカデの練習とかがあって最高に健康的な一日だった。
バイトあとには前にナンパして、一夜ともにした女子大生のお姉さんが、
明日から一年留学するとか言うから、ヤリッぱなしってのもあれだし・・って思って、
飯くいにいって、互いを労った。

俺が明日から休みだって話したら、その人も出発が遅いらしくて、ラブホ行こうって誘われたんだけど、
最近俺、睡眠不足で、眠くて仕方なかったから、正直にそういって断ると、
『比呂は子供みたいね。』って頭を撫でられた。
なんか・・男としてなんか・・・って感じだったけど・・でも本当に眠すぎて辛くって。
なんだったんだろ、あの眠さ。まじでやばかった。過去一かもしれない。

で、何とか家に帰ってきて、そしたらおじちゃんが酒を飲んでて、
俺はこの人とはあまり話をしないんだけど、なんとなくおじちゃんのそばに座った。
『比呂がそんな風に、俺のとこに来るなんて珍しいな。』
『・・・。』
『・・たべる?うまいよ?』
おじちゃんがスルメを裂いてくれた。俺はそれを食べながら、・・確かにおいしいって思った。

で、風呂に入って、服を着て、歯を磨いて、髪の毛は濡れたまま歩いてたら
居間に昨日出した扇風機を発見。その風で髪を乾かすことにした。
扇風機の前に座って、スイッチ入れて時計を見た。
まだ23時だとか思いながら、はっと気づくと、手品のように30分も過ぎてた。


びっくり。


髪は乾いてたんだけど、すげえ寒くて体が冷たい。
扇風機止めて、おじちゃんらにお休みって言って、二階に上がってマフラーをした。

んで、やっと念願のベッドに寝転ぶ。今日一日・・マジでここが恋しかった。
眠りに落ちる寸前、『あ・・俺・・半そでのまま寝ちゃってるや』とおもったけど、
今更、起きるのも面倒だから、布団に包まって寝ることにした。

きもちいい・・・。布団を考えた人はすごいよね。
あーだめ。もー限界。と思ってたらいきなり携帯がなる。

佐伯麦だったら無視しよう・・・そう思ったんだけど、
よく見たらそれはメールだったらしく、相手は幸村かららしい。

最近あいつはちょっとおかしいから、一応文面を見ることにした。

『こんにょ。昨日はまじごめん。俺はお前が大好きだ。だいだい大好きだ。なお』

なおって誰だ?
・・・ああ、幸村か。

眠すぎで頭がぐらぐらしてる。時間を見たら24時近い。
この時間のメールだ。あいつのことだから悩んだ末に送信したんだろう。

俺は幸村に電話した。あいつ、ワンコールで出るからこっちの心の準備が間に合わない。
『比呂!俺!俺だよ!』
『(・・・わかってるよ。)メール見たよ。ありがとう。』
そしたら幸村が一瞬黙って『何がありがとう?』とかきいてくる。
だから俺は『何度も謝ってくれてさ。気を使ってくれて。』といった。

幸村は超低音で『そっちかよ。』とぼやいた。

・・・・・そっちかよ?




『ねえ比呂。』
『ん?』
『もう寝るの?』
『うん。寝る。』
『じゃあ日付変わった瞬間に寝ようよ。』
『ああいいよ。』
『俺もそのときに寝るから。』
『ああ。』
『そん時俺におやすみっていって。俺もお前におやすみいうから。』
『え?電話で?』
『ううん。心で。』
『心?・・・ああ、心か。わかった。』
そんな約束して、電話を切った。

不思議なやつ・・・。
俺は携帯をぱたりと閉じる。日付変わるまであと何分?
あ、やべえもうすぐじゃん。おやすみちゃんといわないと。
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