Date 2006 ・ 07 ・ 17
こんにょーーーーーーっ
今日はバスケの練習試合で、光が丘高校にみんなで出かけた。
ちなみに光が丘高校は、通称『ヒカコウ』。頭のデキは俺ら学校の数段上。
んで俺んちが『ピカコウ』だ。頭脳で負けても元気で勝負だ。若干輝きが増してる気がしね?
んなかんじで、練習試合があって、佐伯以外の一年は
体育館の二階で見学だ。(佐伯は一年だけどレギュラー)
まあ、特筆するほどのエピソードもなく、練習試合はピカ工の勝ち。
問題は、比呂と自転車で帰ってるときの話の事なんだ。
『佐伯麦は、うまいなー。バスケが。』
『そうだね。県選抜にも選ばれてるしね。』
『あーあ。俺もバスケうまくなりたいなあ・・。』
『ははは。』
『努力なく、上手になりたい。』
『(でたよ、わがまま)』
『ま、いっかー。』
『(O型!!!)』
特に何も考えてないような会話をしていた俺等。
でも、そのあと比呂が、妙な話をしだす。
『そういやお前さあ・・。さっきの話だけどさ・・』
『?』
『俺にああいう相談されても、なかなかどう言っていいのかさ・・。』
『・・・・は?』
『は?じゃねえよ。』
『いやいやいや、俺、お前に相談なんかしてねえよ?』
『え?だってさっき・・電話してきたじゃん。』
『いつよ。』
『さっきよ。』
『どういう内容の?』
『女とやりたいんだけど、最初は素人よりプロがいいかなって・・』
『んなこと、お前に相談するわきゃねえだろっ!』
なーに寝ぼけたこといってんだ、こんにょめ!
俺は自転車で紺野のチャリの後輪を軽やかに蹴っ飛ばしてやった。
紺野はよろけたが転ばなかった。セーフ。
『だって、あの声はお前だとしか!』
『あほか!本人が言ってるんだから間違いねえだろ!』
『・・・・・。』
『・・・。』
『ああ・・。はい。』
『ん。よし。』
納得したもようの紺野。
おもむろに自転車から降り、携帯電話を取り出す。
そんで、着信から電話をかけてるみたいだ。
・・・・・。
しばらくすると、相手が出たみたい。
『もしもーし。あんた、いったい誰?幸村じゃないなら誰?・・・・ん?・・うん。。。うん?
・・・・えー!!何おまえ元気?!どーして俺の携番しってんのーーーーー?!』
どうやら電話の相手は、昔の知り合いとからしい。
こないだの坂口相手の電話同様、けらけら笑いながらはなししてる。
2分ほど電話で話をしてて、電話をきった途端爆笑する。
『ごめん!友達だったー。中学のときの。すっげーお前に声が似てて・・。』
声が似てるって・・それでだけで俺って思ったの?
番号違うだろうし、そんな相談するわけないのにw
・・・その声聞いて、真っ先に俺を思い描いてくれたってこと?
その友達のほうがきっと付き合い長いはずなのに・・。
俺は家に着いたらすぐに、その件について小沢にメールした。
すると小沢から返信メール。
<恋は盲目ってやつじゃね?ごちそーさん。>
だって。
えー・・そうかなー。恋は盲目?
つか、俺が比呂に恋。
たまんねえなあ・・
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