Date 2006 ・ 08 ・ 05

登校日

今日は一年生だけ、登校日だった。
というのも、来週林間学校があるからで、それに関する説明受けたり
あれこれ色々やる事があって、比呂も当然きたから、すっげえすっげえ楽しかった。

比呂がガラッとドアを開け教室に入ると、クラスのみんなが、ダーっと駆け寄る。
『大丈夫なの?おまえ!』『こんにょー!!!』

『大丈夫。ありがとう。』って、ははっと笑う比呂を見ていたら
今更ながら本当に、比呂が元気になってよかったと思った。

ちょっとはずれたとこにいて、比呂のことをじっとみていた俺に
比呂が気がついて笑ってくれて、俺に『ねえねえ・・。』といって、近づいてきた。

『どうしたの?』って首を傾げたら『視線が痛いんですけど。』といわれた。


ドキ。


『視線が痛い?』
『うん・・なんか俺・・・今日やたらと視線を感じる・・・。』
『どういうこと?』
『・・どういうことだと思う?』

その直後、坂口が『比呂ちゃん、ヒノエのDVD見た?』と比呂に話しかけてくる。
そんでそのまま、比呂は坂口とさわやかに下ネタで盛り上がっていた。

んー・・・。それにしても、鈍感な比呂が気づくほどの視線か・・・。
一体誰が・・・。もちろん俺も、しょっちゅうガン見だけど、

今始まったことじゃねえし・・


そうおもってふと教室のドアに目を向けると浅井がじ・・・・っと、比呂を見ていた。
『どしたのー?』と俺が声をかけたら、『いや世の中って、わかんねーことばかりだなあと思って。』だって。


ん?

どゆこと?




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