眩しい光が 俺の眼球を溶かす
ロクに寝てもいないのに 一方的に朝が来て
俺の人生は また更新される

駆け足で過ぎて 俺を置いていく


もっともっとゆっくりと もっともっと彼との日々を
俺の納得のいくペースで 時々巻き戻したりもして
楽しい時は繰り返したり 間違った時は消去したり

そんな戯言を言ってるうちに みてよほら。今日も終わる。


たくさんの後悔を 溢れるほどの彼の愛情が
優しく優しく中和して 俺の心のずっと奥底に
結晶化して沈殿して

ほんの少しずつ溶け出すんだ 

やがて俺の体内を緩やかに巡り・・・・
『大丈夫だよ。俺がいるよ。』って
『いつだって俺がそばにいるよ。』って






今でもまだ 耳に残ってるんだ