2006/10/9 (Mon.) 23:32:47

お昼寝比呂。全然起きない。
俺がいつも眠るベッドで、すうすうと眠る大好きな比呂。
人んちベッドで、なんでそんなに気持ちよさそうに眠れるの?
俺はその場所で時々、お前を思って欲を吐き出してるんだよ

その欲の形は色々でね。世間で言うところの自慰だとか
思い出し笑いだとか、お前の好きな曲聴いて、涙を流すとか

俺はそんな風にしながら、毎日お前を大好きなんだ。

昨日の俺も、お前が大好きだったよ。一昨日の俺も、お前が大好きで
今日の俺は、そんな大好きなお前のそばにいられて幸せ。
一年後くらいの俺が、お前の恋人になれでもしてたら、うれしいのになあ。

たった一つの出会いで、それはまるで線路の分岐のように
俺の人生はちょっと前の俺では、歩けないような道に進んでる。
ポイント切り替えたのはお前だよね。

海老が30尾も入ってる鍋なんか知らずにいただろう俺。
サボテンやでオカマオーナーに、こき使われたりしなかっただろう俺。
バンプの『ユグドラシル』の7曲目を聴いたらきゅうに、涙が出たとかありえなかっただろう俺。
俺、ピカ工はいって本当によかった

俺にとってその選択は、正直言えば逃げだった。
だけど、『逃げ』だけど俺は俺なりに、必死に活路を開きたかったんだ。

間違えなくてよかった。あのときの、その選択を。


夕飯時を過ぎたから、比呂と一緒に食おうと思って
宅配ピザを頼んだんだけど、遠くでバイクの音が聞こえる。

ああ、もうピザ屋きちゃうんだな。


俺は比呂の髪を触る。頬を触る。そして軽くちゅっとする。
なんか今日は、昨日の倍以上比呂が好きになっちゃって

だから俺は 静かに静かに、比呂の口に自分のくちびるを重ねた。
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