2006/12/07 (Thu)

『あれー・・みずきー・・。どしたー。』
『風邪ひいたー・・帰るー。』
『大丈夫?送ってこうか?』
『なにいってんのー。もうすぐ授業始まるよ。』

朝から寒気がしてたんだけど、午前授業が終わった頃には、
かなり本格的に風邪っぽくなってきて、一人で移動できるうちに帰ることにした。
そしたら渡り廊下のトコで、これから体育があるらしい紺野ちゃんにバッタリ会う。
鼻の頭にはバンソコ。けがでもしたのかな。

『瑞希、家帰ったら誰かいんの?』
『ううん。一人。でも大丈夫だよ。』
『じゃさー、帰りに寄るよ。おまえんち。』
『いいよ!風邪うつったらヤバイじゃん。』
『大丈夫だよ。俺バカだもん。』
『・・・。』
『バカは風邪ひかない。』
『なにいってんのー。』
『行く前に電話する。起きてるようなら寄るよ。』
『ありがとー。』
『なんかほしいものあったらメールいれといて。』
『さんきゅーね。』

そのあとちょっと話をした。風邪の時には味噌汁がいいよね!とかいって
紺野ちゃんはむかし味噌汁を自作したことがあるんだけど、
想像でつくった味噌汁は、最悪な味だったらしい・・・。

俺のことを『みそみずみずき』とか言いながら
そのまま歩いて駐輪場までついていってくれて門の外で見送ってくれた。

『ねえ、そういえばさ、その鼻のバンソコ。怪我?』
『ううん。なんかユッキーが。』
『・・・ピンクちゃんが?』
『なんかのおまじないだっていって、勝手に貼ってった。』
『・・・。』


・・・・・。


なんのまじないなのかなあ〜・・

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