平手うち
July 10 [Thu], 2008, 17:12
・・・那央に平手打ちされた。

帰りに『うち寄ってかない?』っていわれて、そのまま家までついていって
部屋に入ろうとしたら那央が『ちょっとまって!着替える!』とかいうから
俺はだまってじっと廊下でまっていた。我ながら自分の忠犬っぷりに驚く。

で、『いいよ!』っていわれたから部屋の中にはいった。
そしたら那央が着てるシャツ(なぜかアロハ)の二番目のボタンははめてあるのに
三番目のボタンははめてないから、俺、三番目のボタンをしてあげようとおもったんだ。

そしたら、ばっちーんって、ぶちたたかれた。

俺、20秒ぐらい状況わかんなくて固まってたの。
多分たたかれた時に頭のネジが10本くらいぶっ飛んだからだとおもう。
ほっぺがジンジンしだして、・・あ・・痛え・・・とかいう感覚で我に返って
『なにすんだよっ!』って那央にいったら
『いきんり何しだすんだよ!エッチ!』ってブチ切れされて
『(確かに俺はエッチかもしれないが)今は何もしてないだろっ!』って
逆ギレして文句いったら
『だって比呂今俺の服脱がそうとしたじゃん!』って涙目で那央にいわれて

思わず目をそらす俺

自動的に罪悪感感じてんじゃねー!



俺はただ、ボタンをっ・・・ボタンをしめようとしてただけじゃないかっ

泣き出す那央に必死に状況説明するも
那央の泣き顔にだんだん興奮しだして(どんな性癖・・
いっそこのままヤってしまおうと、戦闘準備にはいった瞬間

那央が天使みたいな顔で、こういったんだ。

『・・ごめん。いきなりでびっくりしただけ。比呂・・ぎゅってしてよ。』

・・・・こ・・・この罪悪感だけで俺死ねる・・・・。

それ以降。しめそこねた三番目ボタン付近から
那央のキレイな肌がちらちら見えて生殺し状態の俺。
・・・生は好きだが生殺しは嫌だ・・・。
なんとかそういう雰囲気に持ち込もうと、あの手この手を駆使しまくって
頑張ってはみたんだけどもー・・・全部俺の努力損。
勉強始めたら那央は般若みたいな顔で俺のマンツーマン家庭教師と化した・・・。


ほんとにみっちり勉強だけして、大人の社会勉強は一切させてもらえず
パートから帰ってきたおばちゃんと玄関で会って、少しだけ話をしてから帰った。
帰り際那央が、俺に何かを聞こうとしてたみたいだけど『やっぱいい。ごめんね』だって。

一人でチャリこいで家に帰ると、知らない女子が告ってきて
『付き合ってる人がいるから。』っていって、断って家に入ったら
すげえ勢いで手紙がきてた。切手消印なし13通。
心当たりがねえよー・・読むのこえーよー・・・。
っていうか、コレが全部不幸の手紙だったら

心当たりがありすぎですが




さっき居間を通り過ぎる時、さやと目があって
その目がすげえキラキラしてて、無性に自分が汚れに思えた。
・・・エッチなことばっか考えててすみません。
でも、それは愛の延長線上にあるんだよ。

さやも、いつかそういう相手に出会えたらいいねー。
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