んふふふふふ

や・・キモくてすみません・・・。思い出し笑いでっす☆

比呂とデートしてきた。
部活とバイトの合間の3時間くらいをー・・一緒に過ごしてくれた。

今日は静岡暑くってー、比呂がカキ氷をかってくれてー
川に足を入れてジャブジャブしながら、かき氷くった。おっいしかったな〜!!!!
比呂はカキ氷食べないで、川に足突っ込みつつ岩場に寝転んで、たまに俺の顔を見て笑った。

俺がカキ氷を一口分スプーンにのせて比呂の口に運ぶと
比呂が口をあーんってあけて、しゃりしゃりっていい音たてて食べる。

レモン味のシロップがいっぱいかかったカキ氷はすごくおいしくて
俺はこんな風に大事にしてくれる比呂にありがとうって沢山感じた。

夏の特別強化合宿が塾であって、俺はそれにいくことにした。
前に色々あった彼女とはもう2人きりでは話さない。
2人きりで会うような空間に、俺が行かなければそれでいいだけの話だった。
比呂はなにもいってこないけど加瀬がこないだ、比呂が女ふってるのをみたという。
一度や二度じゃないという。不安がないといったら嘘になるけど
俺に心配をかけないように、黙ってそういうストレスを抱えて
俺といる時の比呂はめいいっぱい幸せそうに過ごしてくれる。

俺はこの頃自分の不安を、いちいち口に出すことをやめるようにしてる。
不安のうちの殆んどが、俺の憶測で作り出した魔物だから。

だけど比呂は俺の心の揺れに相変わらず敏感に気づいてくれる。
今日のカキ氷もきっとそうだろう。
流れる川に足を2人で入れて、俺だけが食うかき氷は
比呂が働いて買ってくれたレモン味。

ただカキ氷を食ってるだけの俺を、隣に寝そべって比呂は待ってくれる。
語り合うわけじゃなく、ただ黙って、川沿いに広がる林の中からきこえる
小さな虫の声とか、川の流れる音とか、遠くを走る電車の音とか

そういうものに包まれながら、俺は甘酸っぱいかき氷を食べて
真夏日の今日の暑さをしのいで笑った。

とても幸せな数時間だった。

さっき比呂からメールが来て

<明日は夕方から遊べるよ。

だって。電話したらすぐにでてくれて
疲れたようなかすれ声の比呂と話した。

一緒に住んだらこんな時、黙って比呂を抱きしめてあげられるだろう。
一緒にいられることが一番の幸せであり目標である俺たちだから
そんな素敵な夢に向かって進むためならどんな困難でも
絶対乗り越えられるとおもう。

なんか、生きていくことに対する漠然とした不安が
ゆっくりゆっくり消えていく気がした。



2008/07/12(土) 23:53:44
NEXT