たっだいーまっ。

楽しかったっ

麦と坂口と小沢ミニと一緒にカラオケ行った。
俺等は全員バイト休みだったんだけど、
比呂だけバイトでかわいそうに。(にやり

比呂待ちの間、カラオケで時間つぶそうってことになって
カラオケ屋に行ったんだけど、比呂がいないとやっぱ盛り上がらず。
なので、ポテトとかピザとって、フリードリンクのみまくって時間つぶした。

考えてみたらこの4ショットは、ありそうでない組み合わせと言うか・・
比呂抜きでこのメンツって、あんまない構図だったから
微妙にみんな人見知り気味で、今思い出すとメチャうけるけど
とにかくなんかぎこちなかった。話自体はたのしかったんだけどね。

何の話が楽しかったかなー。やっぱ比呂がらみの話かな。
今日、学校行ったらロッカーの上に座った坂口と比呂が
談笑してたから何かと思ったんだけど、それについて俺が聞くと
坂口が真相を話してくれた。

『比呂と外みてたらさー、カラスがなんかくわえてて
それが毛虫に見えたの、俺らには。そしたら比呂がさー。』
『うん。』
『俺らはケムシでかぶれるけど、鳥はケムシ食っても平気なのかなーとか言い出して。』
『はは。』
『平気だとしたら、人間とカラスの何が違うんだ?とか・・いつもの比呂のパターンでさ。
じゃあ、あいつらの胃はどうなってんだとか、案外人間も、ケムシいけるんじゃねえか?とか
とにかくもーそんなんを、ずっと話してたの、俺ら。』
『あほじゃん、お前ら。』

ほんとあほだと思った。つか『ケムシいけるんじゃねえか?』ってなに?
人間もケムシ食えるとか思ってたわけ?

・・・今度暇だったらググってしらべてみよ・・・・。


で、6時過ぎに比呂から電話があって、飯食うとこを決めたから
30分にカラオケをでて、40分に約束してたカレー屋にいった。

比呂はまだいなくて、俺等は先に店に入り席をとっておく。
面倒だから、勝手に注文もして、ウェイトレスさんが
俺らのテーブルから去ろうとしたとき比呂が店に入ってきた。

『え?なに?もう頼んだ?』
『俺のは?なに?』
ウェイトレスさんにきいて、自分用のが激辛カツカレーだとわかると
『あ、じゃあいいです、それで。すみません。』
って、その人にふふって笑うと、イスに座りつつ俺を見る。
『おまえ、頼んでくれたの?』
とかいわれたよ。俺は真っ赤になってうなずいた。
・・・うん。

比呂が来たら、なんかいつもの感じになってさ。おっかしかった。
メチャクチャ笑った。
『すずめは鳥の癖に、何故、歩いて自転車を避けるのか。』とか
『カレーとシチューが親戚だとしたら、トンカツとエビフライはどういう関係になるんだ?』とか、
わっけわかんねーことばっか言うの、比呂が。今回は飯の間に、小柱3くらい話したな。
なにひとつ人生の中で役立たないような話だけど。

腹いっぱい食って解散。楽しかったから、すげえウキウキ。
帰り道、比呂にねだって、遠回りしてもらった。

二台の自転車で移動するのが、なんともわずらわしかったけど
でも同じ道のりを同じスピードで走っていることが嬉しい。
今日は比呂に『好き』って言ってないなっておもったから
『好きー。』といったら比呂が笑った。
笑った顔が、すごく大人っぽく見えて、俺はますます比呂のことを好きになった。


家に帰ってから、比呂に電話する。
やっぱりなんか話し足りなくて。
さっきみんなと一緒にいるときとは違う口調で
比呂は、ゆっくりと俺の事を気にかけてくれていた。

『カラオケどうだった?』とか『さっき咳してたけど大丈夫か?』とか。
そんな風な優しい気持ち。

俺は、比呂の問いかけの一つ一つに、沢山の言葉を使って答えた。

今日も一日が終わる。今日の俺も比呂と最高に仲良かった。
今日の俺と最後に話したのは比呂で、
今日の比呂と最後に話したのは、きっと俺だと思う。

そういうことを考えるたびに、俺は感慨深くなるんだよ。
だって、未来のことはこれからおこることだけど
過去の事は、もう起こってしまったことじゃん。
自分に無関係だった過去の出来事には、自分は直接関われない。

俺は比呂の今日と言う名の過去に、大いに関わることができた。


どんだけ比呂の事スキなんだよって・・勘弁しろよって・・そういうかんじ。

2007/11/07(水) 23:35:22
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