坂口。
December 15 [Sat], 2007, 2:03

今日は、那央が泊まりにきた。
部活が休みだから、早く行きたいとか言われたんだけど、
俺はバイトであいつは塾で、しかもその塾っていうのが5時からで・・。
ムリだろソレって・・ちょっともめて、結局家の鍵を渡してー・・
塾が終わってこれる時間になったら、先に家に入っててっていったら
やっと納得してもらえた。

俺は、バイトが6時から10時で、ちょっとだけ暇があったから
帰り道で俺についてきた坂口を誘って、飯を食いにいってきた。
最近、坂口と夜飯くう率がスゲエ高くて、近場の店屋は行きつくしちゃったから、
一周まわって原点に返って、カレー屋にいくことにした。

坂口って、なんかおもしろくて、ちょっとの量を何種類も食うのがすきなんだよね。
うめ〜うめ〜いって食う姿がマジで、アルプス系動物にみえてくる。

で、腹いっぱいだーと思いながら坂口と別れてバイトにいってー
そしたら早くも秋山さんがアワテ山さんに変貌していた。
『伝票が無い!』とかいってパニってるから、秋山さんの胸ポケでチラチラしてる
紙切れをとってみたら、まさしくソレが、その伝票だった。

今日は店が鬼のように混んでいて、ギフトの嵐で死ぬかと思った。
俺、しばらく包装紙とかリボンとかの無い世界にいきたい。
そんなこと考えながらグダグダしてたら、背後に突然那央が登場した。

『どうした。』『かぎ無くした・・(ぐっすん)』

・・・・・・。

俺は那央のジーパンのケツポケに手を突っ込んで、俺んち鍵を取り出して那央に見せる。
チェーンベルトにつけて渡したんだから、失くすわけがないだろ。
こんだけジャラジャラしてんのに、どうすれば存在を忘れられるんだ・・・。

鍵がみつかった那央は嬉しそうだし、那央の顔を見れて俺も元気でて
バイト、最後まで頑張れて、土産のケーキかって家に帰ったら、
那央がコーヒー淹れてまってくれてた。すっごい嬉しそうに笑ってくれて

あ〜・・かわいい。ほんっとかわいいっ・・



人間なのにこんなにかわいくって、どうする気だろう・・っておもった。



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