比呂と夕飯を食べにいった。野菜と魚を食べたかったから、前にいった事のある店にいった。
前は海老と白身魚のグリルくったんだけど、
今日は焼き野菜と魚介類のマリネプレートってやつに、ケーキとコーヒーつけてもらった。
比呂は梅トンカツと京野菜の温サラダプレートに、コーヒー。

『最近、比呂、梅に凝ってるね。妊娠?』『・・・妊娠するなら、俺じゃなくてお前だろ。』
『・・・・・はい☆』

ごはん食べながら比呂と話をする。比呂が左利きじゃん。左利きってかっこいいよね。

『外掃除は災難でしたねー。』『何で知ってんの?』
『(にやにや)』『お前、また覗き見してたなー。』
『だっておもしろかったんだもん。』『おもしろくねーだろ。』

ふふ。しかしホタテのマリネうめえ。
あまりの美味さに、しばし無言で飯食う俺。そしたら店員の人が比呂に話しかけてきた。

『いらっしゃい。』
『・・・ああ。こないだはありがとうございました。』
『・・友達?』
『ああ、はい。』

俺は、口の中ぎゅうぎゅうの状態で、顔をあげる。わ・・・。イケメン。
『こんどまたいくよ。秋山によろしく。』そういうと、その人は店の奥にはいっていってしまった。

『誰?』光速で口動かして、ガッツで咀嚼し飲み込んで
俺は比呂に話しかける。まさか俺の新しいライバル?!!
比呂は、俺の顔を見て笑うと、てを伸ばして頬についた水菜をとってくれた。

『名前は知らない。ここのコックさんだよ。秋山さんの同級生だって。』
『・・・・ありがとうってなに?』
『ああ。こないだ店で、サボテンのでかいヤツ買ってくれたから。』
『・・・・・・。』
『ほんとだよ。』
『・・・・うん。』

俺が、心のそこで疑ってたら、比呂が俺のほっぺをぶにーっとした。
『疑ったろ。あやまれ。』
『ごめんなふぁい・・・』
『比呂大スキって言え。』
『ふぃふぉ・・あふぃしてふ。』
『・・・なにいってんだかわかんねーよ。』
『?!!!!』

俺のほっぺから手を離すと、ははって笑った比呂の顔が
ちょっとだけ照れくさそうだった。なんだよ、全然通じてるじゃん。

ごはんたべて、ケーキとか食って、外に出たら7時半だった。
どうしようかと悩んで・・・時間短いけど・・・いっちゃう?とかいって
ラブホいった。うわーーー。最高じゃね?

なんてったって2時間しかないから、とりあえず風呂でも手でヤった。
比呂の肩に頬をのせて、風呂の湯気にのぼせながら、比呂の手に追い詰められる。
俺は最初、比呂のを握って、一生懸命手を動かしてたんだけど、
自分が気持ちよくなりすぎちゃって、手の力が入らなくなっちゃうのね。
そうすると比呂が2人ぶんのそれを、いっぺんに握って、さっさと俺をイかせてくれんの。
俺、風呂場でするのすき。声が反響するじゃん。えっろいよね。
しかもあたたかいしさ。比呂の首筋とかに、水滴が流れると
なんかすげえ興奮するの。そういうの好きみたい俺。

そういうのって・・どういうのだよ

その後ベッドにいってさー・・。風呂場で慣らしてるからさ、すぐに挿れてくんのね、比呂。
なんか、今日の比呂は・・息のかすれっぷりがはんぱなくって何を喋っても
語尾にはーとマークがついてる気がした

いやでもね。比呂は大概、えろいんだけど、高校生っぽいキュートさが
やっぱあるんだよね・・。
百戦錬磨の彼だけあって、テクはきっとすごいんだとおもう。
実際俺は毎回気絶してるきがするし・・でも・・・でもさ・・かわいいんだ。

なんか昨夜熱が出ちゃって、あんま激しくはしなかったんだけど・・甘えるようなエッチしてきた比呂。
俺の中に自分をこすり付けるような感じで・・俺、気持ちよすぎて、足をばたつかせちゃって、
そしたら比呂が、俺の足をね、ぐっと押すの。すげえ開かれてつながってるとこ見えるのね。

記念にハメ撮りしたかった・・・



こないださー、部活の合間にさ。比呂が陸上部のとこに遊びに行って、
陸上部に、川上って言うチビでむかつく奴がいるんだけど走り高跳びのセッティングをそいつがしててさ。
そしたら比呂が、背面とびをしたの。かっこよかったんだー・・・・。
そんな男の子に、抱かれてるんだぜ?どんな幸運なのこれ。

舌を吸われながら、ガンガン揺さぶられて、すっげー頭がぶっとんだ。
黒髪って・・・・色っぽいよね・・なんか。

今日は指輪をはめてくれてんの。その指で俺をめちゃくちゃにするんだよ。
くちづけで酸欠になったおれは、空気を求めて比呂からくちびるをはなす。
そしたら今度は音をたてて、比呂が耳を舌でなぞる。・・・・・死ぬほど気持ちいい。

俺、比呂の腰に両手を回して、自分でも腰をうごかして
比呂の片手が俺を握るから、それを見て、もう・・体中でしびれて・・
細いのに厚みがあって、筋肉質な比呂のおなかをみながら

・・・俺との性行為のために、動いてる腹筋とか
乱れてる呼吸とか、すごく心にぶち刺さって

飛んだ感覚のあと、しばらくの間、歯がガチガチするほど、体が震えた。


二時間でやれるかなーとかいいながら、ラブホにはいったんだけど
濃密なエッチだったため、さすがの比呂も一回でつかれきったらしい。
ふわふわの枕に顔を埋めて、乱れた呼吸を整えようとしてる。

くちびるを人差し指でなぞって、かぷって噛み付いてみた。
舐めてもみた。すいついてもみた。比呂は何も言わないで、されるがまま。
俺だけの特権を、今日もたくさん。

ラブホでて、少しだけ本屋によって、俺は本を探す。
こないだ見た絶望先生がおもしろかったからさ、続きを読もうかなーと思って。
比呂は、いつもどおり、車の雑誌とかの方にいって、立ち読みしたあと
なんか一冊買っていた。中古車情報誌だったみたい。

『車かうの?』
『まさか。まだだよ。』
『中古で買うの?』
『違う。ただ、見て楽しいから。』
『ふーん・・・。』

ずっとまえに、比呂がハルカさんの彼氏と車の話をしてたのを思い出す。
何の車が欲しいんだっけなー・・・。
本屋を出て、俺は息を吐く。まっしろだ。比呂のほうをみる。
比呂は携帯に誰かからメールが来たようで、それを見て、あははってわらってる。
覗いてみたら、ヒノエからだった。

ほっぺくっつけて、比呂がヒノエに打ってるレスメールを、覗き見する。
そして思う。比呂が車運転したら、きっともっと比呂の手を好きになるんだろうなーって。
左利きの比呂の左手、薬指に指輪。俺とのペアリング。
比呂の運転する車の助手席に乗れたら、どんなに幸せだろう・・・。


比呂の隣。ずっと俺の場所であって欲しいな。


2008/01/24(木) 23:21:21
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