なんか。

今日は学校にいった。
ちょっとだけ咳がでるから、マスクしていったら
『変質者がいる。』といわれた。坂口に。うるせえよ。

俺より5分くらいあとに、比呂がきたから、俺はしっていって
手首見たら、包帯してた。わー・・。

・・かわいそう・・でも・・比呂の手首に包帯は似合うなあ・・・・。

教室で話してたら麦が顔を出してくれて
『よ。治った?』って声かけてくれた。うれしー・・。
おぎやんも来てくれたんだー。呼んでもないのにヒノエまできたけど。

体育は俺は見学。バスケだったから、比呂も見学かと思ったら、
比呂は普通にやるとかいう。
『手の怪我、大丈夫? 』
『は?大丈夫だよ、利き手じゃねえし。』
『・・・ツッチーに気を使ってるんだろ。無理するなよ。』
俺が言うと、比呂は俺のデコをパシって叩いた。

『なんでもかんでも俺のすることに、深い意味とか持たせるなって。
ふっつーに大丈夫だから、大丈夫なんだよ。だから大丈夫だ。』
意味がわからない・・・。
『証拠見せてやるよ。みてろよ?』
『うん。』
俺が腕組んで、じっと比呂を見てたら、比呂がタタっと走り出して次の瞬間
バク転二回連続でやった後に、バク宙やって、へへって笑った。

た・・・っ・・・大変だっ!!体操服がまくれて、

おへそがみえた!!



ホントに痛くないんだー。安心した。・・そのときはね。
そのあと授業始まって、集合かかって整列しにいく時
比呂が右手首を、ふるふる振ってたのを見たんだ。
もー・・。やっぱ痛かったんじゃないの?ばかだね、比呂は。

昼飯も一緒に食べて、帰りは別。俺は部活休んだから。
帰り際、下駄箱までついてきてくれた比呂は
『気をつけて帰れよ?夜電話する。』
っていって、笑顔で手を振ってくれた。

さっき電話があって、今日もバイトは最高に修羅場だったらしい。
ハルカさんの化粧がなんちゃらかんちゃら〜とかいって、
とにかく俺は、聴いてて爆笑だった。

いつもの比呂。やっぱ最高!っておもって話をしてたんだけど
電話をきるときの比呂の声が・・なんかいつもと違ってる気がした。

『那央?』
『え?』
『また明日。』

そのまた明日・・・が、すごくなんか・・・なんだろう・・いつもよりも、なんだろう。
うまく説明できないけど、その一言に妙に、ぐっときてしまったんだ。

『うんっ。また明日。』
俺が言うと、比呂は電話の向こうで、ふふって笑ってくれた。
反射的に俺は目を閉じた。そばにいたら、きっとここでキスだ。

・・あーあ・・。

そばにいたい。・・そばにいたいよー。比呂ちゃん!!!


2008/01/31(木) 23:14:25
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