2006.5.07(sun)
比呂と会えなかった。



昨日の午後に比呂に電話した。『日曜日、暇?』みたいな感じで。
だけど用事があるとか言われちゃったんだ。ちぇ。

何の用事かなって思って、『どこかいくの?』って聞いたら
『うん。ちょっと・・・。』ってはっきり言わないから、
なんとなくその先は聞けなかった。
『そっか。じゃ、気をつけていってきなよ。』といい、俺は電話を切る。

入学以来、何かと理由をつけては、ほぼ毎日比呂と遊んでた。
連休中には比呂が俺んちに泊まってくれて嬉しかったり。

でも昨日と今日、比呂と会えなかった。昨日は俺が塾で、夜は比呂がバイト。
で、今日は比呂が何かの用事。

・・・女かな・・佐伯だったらやだな・・・。

親の買ってきた土産がうまいから比呂にあげようと思って、
電話して家にいるようだったら届けようかと思ったんだけど
電話に出た比呂は出先にいたらしい。

電話に出た比呂の声・・・俺にはとても弱々しく聞こえた。
反射的に『大丈夫?』と俺は聞く。
比呂は、ははっと笑ってくれたけど、俺の問いかけには答えなかった。

『親の土産がうまくてさー。お前に届けようと思って。』
『ほんと?ごめんな・・。今、電車で・・・これから帰るんだ。』
『まじで?じゃ、駅で待ち合わせしようか?』
『・・・や・・ちょっと今日は・・うん。風邪っぽいから・・また今度で。』

え?体調わるいの?

『風邪?・・大丈夫?』
『・・・・幸村・・。』
『・・え?何?』
『・・ごめんな・・。今日、遊べなくて・・・。』
『・・や・・そんな・・。』
『来週暇だったら遊ぼうな。』
『・・・・うん。』


沈黙。


『じゃ・・もうすぐ電車くるから・・・。』
『わかった。じゃあまた明日ね!』
『うん。・・・じゃあ。また。』
『うんっ。』
『・・・おやすみ。』
『おやすみ!』

俺はご機嫌で電話を切った。
来週遊べたらいいな〜!!つか明日、学校に行けば比呂に会えるじゃん!
そっか・・元気ないのは風邪のせいか。佐伯と一緒じゃなくてよかった!

佐伯はすげえ比呂と仲いいし、あいつらの間にある絆には
俺がどんなに頑張ろうとも敵わない気がするんだ。なんとなくね・・。

取り越し苦労でよかった☆ふう。今日はいい夢みれそうだ。
比呂は元気っこだから風邪なんか一晩で治っちゃうよね!

明日までに治してくださいよ〜。
そんで、この菓子一緒に食おうね!!


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