2007/6/6 (Wed.) 23:51:20

バイト帰りに、こないだユッキーと一緒に行った海の見える公園に立ち寄ってみた。
相変わらずカップルいっぱい。あーあ・・。俺はひとりなんだけどね・・・。

こないだここで一緒に飯食ったときに
並んで座った岩があって、
そこに一人で座ってみたら、ビックリするくらい悲しくなった。

こなきゃよかったって、後悔する。あまりに辛くて、すぐ立ち上がり、俺は
少し離れたとこの木にもたれて海をぼんやり眺めた。

あーあ・・。バカだな・・。俺ってやっぱ、向いてないかも。
恋愛とか家族愛とか・・そういうのを育む資質と言うか・・・優しさが足らねえのね、きっと。

だからなんでも全部壊れたんだ。

家がめちゃくちゃだったのも亜子や那央が離れていったのも、
俺には理由がわかんねーの。うまくいってるとおもっててさ・・。

無自覚な俺は、随分と、大切な人たちを苦しめたんだと思う。
那央にいたっては、こんなふうに別れたあとも、自分の何が悪かったのか、わかんない。

特別何をしてやろうとか・・・そういうことを意識しないで
思いつきで行動してたから・・そういうのが駄目だったのかもな・・・。

海は広いし・・・地球はドでかいし無限の宇宙から見たら、俺なんかたしかに小さいけど
俺には俺自身と、周囲に大事な人間抱えてその小宇宙が全てなのね。
何億光年離れたとこで、星が死のうが生まれようが知ったこっちゃないように
何億光年離れたとこの星から見たら、俺のこの苦しみは、欠片も見えてねえだろうけど

俺には俺の狭い世界が人生の全てなわけだから、くらっちゃうのね、まともにくらっちゃうわけ。
悲しいとか、苦しいとか、そういう感情を。吹っ切れねえの。割り切れねえの。
今でもあいつが大好きなの。

あいつは情緒不安定で、確かにたまに、疲れることもあった。
疲れも全て幸せだったわけ。俺にしてみれば幸せだったわけ。

振り回されようが、束縛されようが好きな子にされることは全部
俺の生きる糧になっていた。
でも、那央にはそれが別れの理由になってしまったってことじゃんな。
それは決定的なことだよね。
俺が別れを受け入れることが、きっと幸村の幸せに繋がるんだ。
もうそれしか、俺があの子にしてやれることがないんだろうな。




悲しいな。
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