『大事な用事ってなんなんですか。』
『なーんでおめーに教えなきゃなんえーんだ。』
『廊下に桃色片想いさんが、待っているようなんですけど。』
『っていうか、何でお前こないだいきなり休んだんだよー。』
『は？いつ？』
『こないだだよー。バイト急に休んだだろっ！』
『ああ・・。』
『俺、せっかく坂口と行ったのに、てめー休んでるからー。』
『・・おまえら・・なんかたくらんでたな？』
『ちげえし。おめーのﾊﾞｲﾄ先の売り上げに貢献してやろうと思ってせっかく・・。』
『チロルやウマイボだけじゃ足しにもなんねーんだよっ！』
『うっせーなー。客はもっと大事にしろっ！っていうか、ほれ、できたよ。』
『お、サンキュ。たすかったー。』
『あんたさ、どこかにビス一本落としてきただろ。
あんま強くぶつけると、ウラブタが、ぱっかーんとれるよ。』
『そうすか。気をつけます』
『俺んちに同じビスあるかもしんねーから、そしたら持ってくるよ。』
『さっすが機械科！』
『・・そもそもおぎやん電気科なんだから、自分でなおせよな！』
『そうか俺、電気科か！』
『ねえ、こないだ浅井から電話きてさ、オギやん元気かなーとかいってたよ。』
『ほんと？うっそ、瑞希ー、電話してみようかな。』
『してみな。女いるから、なかなかつかまらねーけど。』
『なんで俺の周りってそういうの盛んなやつばっかなの？！！』
『おまえもがんばれ。』