Date 2007 ・ 01 ・ 15
おでーと

比呂とデートした。といっても飯食っただけ。でも、『好き』って言ってもらえたし、
抱きしめてもらえたし・・うれしかったなー・・。すっごく。

飯食ったあと、一緒に自転車押して歩いて帰って・・・手をね・・つないでもらえたんだ。
俺の手をね、ぎゅっと比呂が握る。

もうすっげえ感動でさー・・性懲りもなく泣けちゃって・・別れ道のとこで俺、感極まっちゃって・・
夜だしさ・・星も綺麗だし・・空気冷たいし・・比呂はなんかかっこいいし・・・

『だっこしてくんない?』って・・言ったのね、俺。キスしてくれとか言う勇気はなく、
だからといって『それじゃまた』って別れられる潔さもなくて・・。

そしたら比呂は、ふふって笑って、ぎゅーって、抱きしめてくれた。
抱きなれてんのね、あいつは・・。でもね、母親が子供を抱きしめるような感じなんだ。
本当に愛しいものを抱きしめているっていう感じの・・。

比呂の腕の中で俺は、ふうって肩の力が抜けて、
比呂の首筋に顔うずめて、息を吸って、吐いて、また吸ったよ。

比呂が俺のつむじに顔を摺り寄せて、はあって大きくため息ついて、
もっとぎゅっと抱きしめて、だから俺もぎゅっと抱きかえした。

学校の先輩が通りかかったらしくて、そこで終わりだったんだけど、体中に幸せが満タンだよ。

比呂はもう眠ったかなあ。寝る前に少しは俺を思い出してくれたかなあ・・。
思い出したときに、いつもみたいな照れ笑いをしてくれたかなあ・・・。

あのね、俺はこんなにも、真っ赤になって今日の思い出を振り返ってるよ。



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