2007/04/23(月) 23:06:23

お昼寝比呂ちゃん

昼休み。
午後からの身体測定のために、保健室にクラスの奴らの健康カード
とりにいって教室に戻ったら、比呂が小沢の膝枕で、くーくー幸せそうに寝ていた。

『どーしたの?比呂。』
『最初ここで本読んでたんだ。寝そべって昔のクイックジャパンとか読んでたんだけど。』
『うん。』
『そのうち本を、パタンって閉じて、俺の脚んとこに、頭のせてきてさー。』
『うん。』
『5分・・・っていわれて、俺、は?とか聞き返したんだけど
もうそん時には寝てたー。比呂さん。』
『ふふ・・。ごめんね。重いだろ?』
『大丈夫だよ。』
『よっぽど眠かったんだね。』
『そうだね。』

いつもは机に突っ伏したり、たまに俺のひざで眠る比呂。
かわいいなあ。うそみたいにかわいい寝顔。
エッチしてる時はあんなに、男らしい顔をしてるのに。

髪を撫でたら、比呂が目をあけた。俺と目が合った。そしたら、『きたきた。』っていって、
俺の足に、頭をことんってのせて、今度は俺の膝枕ですうすう寝息をたてだした。


小沢が比呂の髪を撫でる。でも比呂は目を開けない。
『こいつ、嘘寝だろーー!』って小沢が言うと比呂が、ふくくくっ・・って、寝ながら笑った。

『なーんだよー!うるせーなー!寝てんのに!』
『寝てねえじゃん!』
『寝てるでしょーがよお!』
『そんなハッキリした寝言があるもんか!』

やーめーろーよー・・とかいいながら、軽いぱんちし合う2人。

そんな事をしている間も、ずーっと比呂は俺のひざまくら。


浅井が転校しちゃってから、やっぱどこか甘えっこみたいだ。
俺としては嬉しいけれど、またそのうち、いつもの比呂に戻ってしまうのかな。
あんま人前でいちゃつかないような・・・。

なら今のうち、いっぱいラブラブしとこ。
膝枕の比呂の髪を、俺はゆっくりゆっくり撫でる。
けらけら笑いながら、小沢と2人で、
しょうもない言い争いをしている。

去年は俺より小さかった比呂。
身長どれくらい伸びたかな。


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