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2007/4/28 (Sat.) 21:37:32 ユッキーが部活休んだから、久々に比呂と2人で、昼飯を食いに行った。 俺は午後から市の選抜チームのミーティングがあったから 時間にしてたったの1時間。それでも比呂と2人で過ごせて、とてもうれしかったりした。 サニーバーガーにいって、お互いにいつものアレ的なセットメニューを選んで受け取り席に着く。 『芸がねえな。』『お前もな。』ささやかなやり取りだけど、なんか新鮮だ。 2年になってもやっぱりクラスは別々で、心底凹んだ。 最近の比呂は俺の夢の中でもユキムラと一緒に笑ってるんだ。 『どーなの、その後。』 『何後の事だよ。』 『ユッキーと、うまくいってんの?』 『ああ・・。別に。普通。』 『・・・・ふつうですかー。』 『それよりお前、元気かよ。ブロッコリー。』 『どういう話の流れだよ。』 『体にいいんだから、食えよ。ブロッコリ。』 ・・・・ったくよー。 俺の顔見りゃ、ブロッコリーブロッコリーって幼稚園児じゃあるまいし。 よくもまあ飽きずに俺の苦手な食い物ネタ引っ張ってくるよな。 その間に季節はすっかり一巡しましたが。 『比呂こそ食えよ、オレンジ色の・・』 『それ以上言うなよっ!』『にんじ・・』 『あーーあーーあーーーあーーー』『・・お前、どんだけ嫌いなんだよ。』 『そんなのお前だってわかってんだろ。』 『・・高校生にもなって・・にんじんぎらいって・・』 『そんなの歳とか関係ねーっ!!!』 ・・・・こいつと喋ってると、力抜けるわ。 『お前だって、ストレートにブロッコリって呼んでるじゃねえか。』って言ってみたら 『別にどう呼んだっていいぜ。じゃあ、キュートに「ろっこり」とでも呼ぶか。』だとさ。 そこから突然比呂の話題が、なぜか坂口の天パーネタに飛び、 ヒノエのめがねの話になり、そしてまたブロッコリーに戻った。 『思うに緑の野菜は癒し効果があると思うんだ。』 『ほほう。どんなところが。』 『ジャングルなんか見てみろよ。あんだけ緑で癒される。』 『(なにそれ・・)』 そのあとも信号の色がなんちゃらかんちゃらって とにかく意味わかんない話を一人で紺野がしてて 俺はおとなしく相槌打って・・ そんなでも、俺はうれしい。 お前が元気で、今日も俺は幸せだよ。 |
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