制服。


比呂が学校に来た!

停学中も会ってたから、特に感動はないと思ったのに、制服を着た比呂を見るのが久々で、すごい感動した。
同じタイミングで隈井も、停学が解けて学校に復活。少し嫌な気分だった。
隈井は比呂をボコった張本人だし。なのに、なんかこっち側の人間に理解されてさ、
気軽に声とかかけられてさ、何気に仲良くなっててさ軽く嫉妬する。くっそーーー!!


・・・・比呂とられたらどうしよう・・。


でも、そういうことであいつに嫉妬ができるようになったのは、俺の中で進歩なのかもしれない。


さて。

最近一つ悩みがある。

それは、俺の嫉妬にかんして、比呂が、軽く流すようになってきたことだ。
まあ、嫉妬の程度にもよるけど、殆んどの場合、軽く流される。

『比呂なんか、結局俺よりファンタが好きなんだろ。』
『あはははは(乾)』

とかいうノリで。

『なにそれーー!弁解とかしないの?!』
『お前は今更、炭酸飲料と張り合うのか。』
『倦怠期?そうだ!これって倦怠期じゃん。』
『なんか俺ら〜・・平和だな〜』

・・・

あっ・・・あしらわれてるΣ( ̄ε ̄;|||・・・




今日の昼飯のときに、みんなで下ネタでもりあがって
巨乳と貧乳どっちがいい?とかいう、誰かに聞かれたら
舌噛んで死にたくなるようなネタで盛り上がったんだけど、比呂は『俺は巨乳。』っていったんだ。


俺には、パイがないと知っていて、その発言か!酷い男!!!
だから、飯あとに、歯磨きしてる比呂のひざ裏にひざかっくんしてやった。

『何だよお前!あっぶねーだろー!』
『・・・比呂の馬鹿。』
『なにが!!!』
『・・・浮気もの・・・。』
『何の話だよ。』
『巨乳を選んだ・・。』
『・・・・・・。』
『俺には胸がないのに・・・。』
『・・・まさかそれを怒ってんの?』
『そうだよ!!!なんで貧乳を選ばなかったの?!!!』

『だってそんなのリアルすぎるだろ!』



ああ・・・・・・・・・たしかに。


口をゆすいで(何故か)クシャミを一回した比呂は、いきなり俺の胸をぽんっとたたく。

『那央ちちが、一番っす。』
『(゚口゚;)・・・・・。』



くっそ!完全にあしらわれてる



2007/05/14(月) 23:35:28
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