比呂ー・・。

比呂が昼休みに坂口と昼寝してたんだけど、
5分位したあたりから、なんかうなされだしたなーとおもって
俺は麦・小沢・おぎやんとバカ話して笑ってたんだけど、
そしたら比呂が飛び起きたんだ。
すっごい息切らしてて・・そんで俺たちと目があったら、なんか泣き出しちゃって。

俺は相変わらず動揺しちゃって、麦が比呂の背中をさすって落ち着かせて
すぐに比呂は普通になったんだけど、なんか嫌な夢を見たんだって。
麦は『嫌な夢かー。早く忘れちゃいな。』って比呂に声かけたんだけど
オレ、バカだから『親戚の人の夢?』って無神経な言葉かけちゃったのね。
すぐにオレ、それがどんだけ駄目な言葉かって自分で気がついて
『ごめんねっ。』って謝ったんだけど、比呂は全然怒らなくって
『や・・ごめん。わりい。大丈夫だよ。』って笑いとばしてくれた。

比呂の隣に寝てた坂口が、騒ぎに驚いて飛び起きて
泣いてる比呂をみてオロオロしてたんだけど
比呂が落ち着いたら、もーなんかまたすごい比呂に甘えてさー
飲み薬の用意も比呂にしてもらって、『これが一錠でー・・オレンジが2錠』って
渡された薬を飲んで、比呂の膝枕で眠った。

おぎやんが比呂に『・・・大丈夫か?』ってきくと
比呂は、黙ってさみしそうな笑顔で頷いた。

今日は短縮授業だったから、部活ももう終わりで今日はもう下校。
今はね、比呂が岸先生のとこにいくっていってるからー
その帰りを待ってるところなんだ。
先に帰っててっていわれたけど、ひろが心配だったから。

一緒に帰って、話が聞けたらいいけど
比呂が話したくないなら無理に聞くのはやめよう。
とにかくー・・・夕飯くらい食いに行きたいなー。

比呂に甘えてもらいたいなー。





2008/07/16(水) 16:32:08
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