天気がいいと幸せ100倍

今日も学校に行ってきた。比呂はこなかったー・・・。ちぇー・・。
落ち込んでたら麦が声かけてくれてさ、2人バレーで盛り上がった。
パスしあってるうちに、坂口が入ってきて、小沢が入ってきて西やんがはいってきて
結局25人・・?くらいでパス回ししてあほらしかった。

休み時間に比呂に電話したら、比呂の携帯留守電でさー・・
『声聞きたいから電話ください。』って声入れといたら昼休み時間に電話来た。

『もしもし?!比呂?!』
『そう。留守電きいた。お前、また学校いってんの?』
『きてるよー。なんで比呂こないの〜!!』
『秋山さんが都合わるくてさー、仕入れ行かないといけなかったんだよー。』
『・・・・・そっか・・』

落ち込む俺。相手が女じゃなくて仕事でさ・・仕方のない用事だったとしても、
選ばれなかった俺って負けかなって・・なんか久々に後ろ向き気分になる。

そしたら電話の向こうでさやくんの笑い声が聞こえた。
『今、公園きてんだよ。超親子連ればっかでさー。5回くらいお父さんと間違われた。』
『比呂は俺の彼氏じゃんっ!お父さんなんかじゃない!ばか!』
『・・・・・。』
『比呂は学校好きなのにこないからいつも待ちぼうけだよ〜・・・。』
『今日は誰がいる?』
『みんな。あ、でも楠本マンは来てない。あと鈴木もー。』
『へ〜・・。』
『ねえ、明日は来る?こない?』
『明日?明日かー・・。午前中だけ行こうかなー。』
『ほんとに?!』
『起きれたらいくよ。』
『なにその心構え!みんなにも会いたいでしょー!!ちゃんと起きろっ!』
『じゃあ那央さー、朝電話してよ。』
『え?』
『あなた☆起きて☆』
『きもちわるっ。』
『おまっ・・それくらいしてくれてもいいだろー。ほんっとに最近起きれないのっ。』

胸がズキンとする。・・・体調わるいのかな・・・。

『・・大丈夫?』
思わず声が小さくなる。萎縮する。比呂が元気ないと俺の心は死ぬ。
ちょっとした間のあと、比呂が元気いっぱいな声で
『大丈夫にきまってんじゃん。じゃ、証拠みせてやるよ。後でね。』

5時間目の授業時間。俺は昨日の製図の続きをもくもくとやっていたんだけど
坂口が勝手に俺の設計図に武器とか書き足すから
ケンカしてたら電話が鳴って、電話でたら比呂の番号なんだけど
『あ〜・・まままま』とか惑星系の言葉が聞こえて、あれ?っとおもったらガサガサ音がして
『那央?俺。外見て!』っていうから、外を見たら、
学校の塀のむこうで比呂がさや君抱っこして手をふってんの。わーーーー!!!!!

『ねえ麦!比呂来た!』っていったら、麦がガタって席を立って
俺の隣に来ると、すっごい嬉しそうな顔で笑った。騒ぐと怒られるから
みんなで無言でね、でも満面の笑みで、ずっと手を振ってたよ。

さっき電話したらちょうどバイトが終わったみたくて
『明日は学校いくからさー、頼んだでー。朝の電話ー。』っていわれたよ。

モチロンかけるよ。目覚ましスタンバイオッケー!!

2009/02/18(水) 22:45:22
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