坂口の10倍濃縮みたいな。せおなおっ・・・今日は、親とバカ兄貴が帰っていった。 そして、俺の部屋にはなぜかせおなおがいる。 なんか、酒とかもってきて、飲もうとか言うから 全部奪い取って、俺らはまだ飲んじゃ駄目な年なんだよって ソフトに説教したんだけど、いまいち伝わらなかったようなので、 なかみを全部水道に流したら、やっと俺の言わんとしたことが 通じたようでたすかった。 普段から酒とか飲むのかってきいたら、首を横に振る。 飲みたい気分になったのかってきいたら、こくんとうなづく。 その仕草を無言でやるから、比呂と同じような人種かと思ったけど 話をしていくうちに、せおなおは坂口の10倍濃縮みたいな 変な子だということがわかった。 変な子?っていうか・・・やっぱあれだね。グリム系。うん。 早く京都に慣れようってことになって、行きつけのカフェとかを作ろうという目標を二人で掲げた。 マンション近くに新しし目のカフェ発見したから、今日はそこで飯を食うことにした。 せおなおは浅井のことが好きだったんだって。恋とかじゃないけど、すごく大好きで でも、卒業したらあっさり静岡に戻っちゃったのが悲しかったらしい。 浅井はピカ工時代にバイトしてた絵本屋に就職して、今は一人暮らしをしている。 毎日のように坂口が泊まりに行ってるらしいけど、せおなおは遊びに行けないんだって。 なんとなく・・・いきづらいんだって。 せおなおは、俺が比呂と付き合ってることを知らなかったようで、 当たり前のように比呂との恋愛話をしたら、イスから転げ落ちそうになるくらい びっくりしてた。そこまで反応すんなよなって感じ。 そしたらさ、『男同士でもあり?!』とかいうから、黙ってたんだけど もしかしたら浅井に告白でもすんのかなー。 ま、どうせ・・ふられる運命だろうけど☆ 明日はせおなおと買い物に行く。そしてそのついでにバイトさがす。 飯とか食いに行ったり、横浜に早く遊びに行きたいから、金ためないといけないし! 今まで比呂にたくさん金を使わせてたんだなーって、しみじみ思う。 あんなにバイト入れてたのは、俺とのデート代稼ぐためだったのかな・・。 今日は11時過ぎじゃないと二階に上がれそうにないとか言ってたから まだ電話できないな・・さみしいな。体大丈夫かな・・。甘えたいな。 とりあえずせおなおを、自分の部屋に帰らせたい。 俺の電話タイムを邪魔させたくないし甘えっこモードな俺の姿・・・ 絶対こいつにはみせたくないっ!! 2009/03/25(水) 22:20:49 |
|||
NEXT |