死ぬほどびびった
December 15 [Sat], 2007, 23:38

バイトで馬車馬のように働かされ・・腹が激減りだったから帰り道で
コンビニ寄って、飯買って溜息連発でかましながら家に向かった。

こういう夜に限って、すっげー勢いで寒いんだよね。日頃の行いのせいでしょうか。
吐く息があんまりにも白いから、超息吐きまくって自転車こいだ。
そしたら過呼吸の逆ばーじょんみたいになって呼吸がわけわかんない状態になって
死ぬかと思った。すげえ馬鹿。

で、意識をしっかり持たないと、無事に家にたどり着けないとふんだ俺は
校歌の替え歌を歌いながら、自転車をノリノリでこいだ。
ちなみにこの替え歌は、伝説の作詞家・西やんがつくったもの。
歌ってたら西やんの顔が浮かんできて、疲れてるからか、とにかく笑えて仕方なくって、
気がついたら家の前を余裕で通過して5メートルくらいオーバーランしちゃったんだ。
行き過ぎたことに気がついた瞬間の、なんともいえない気まずさ。
っちょーはずかしくね?とかセルフ突っ込みでもいれないとやりきれない。

まあ、盛大に気まずくなりつつも、とりあえず帰らねえと話になんないから
チャリンコユーターンして、自分ち家の駐輪場に突っ込んだ。

そしたらさ、がささささささっ・・って、不審な音が玄関の方からすんのね。
俺、超びびって、一瞬固まって、玄関のほうを見たんだよ。
そしたらさ、ぼ〜・・・・・・・・・っと動く人影が見えて、死ぬほどびびった。

つか、半分死んだ。




物音聞いた時点で猫かとおもってたから、人影なんだけど化け猫に見えて、
すっげー怖かったんだよー。ビクり過ぎて持ってたもの全部落としたもんね、地面に。

目を凝らしてみてみたら、なんとその影は那央だった。
帰ったはずの那央がいるわけもないし、
あーいよいよ俺も末期だな〜・・幻覚症状でたら終わりだろーとか
苦笑いしながら玄関に向かったら、幻覚と思ってた那央は本物だった。

『比呂っ・・・ごめんね・・。会いたくって・・・泊まりにきちゃった。』
とかいうじゃーん。俺、びっくりして、急いで那央のほっぺ触ったんだー。
そしたらやっぱ、死人みたいに冷てえの。
うっそだろー。俺、那央に死なれたら生きてけねえよ!

手を握ったら、氷みたいで、こいついつから待ってたんだろーって思って
とりあえず急いで鍵開けて家に入れて、暖房入れたけど間に合いそうにないから
抱きしめて、あたためた。気休めかもだけど・・・。
でもそれでも那央は嬉しそうに笑ってくれた。そのすさまじいキュートさが逆に痛い。

親戚のおじちゃん、どうしたんだろう・・とか、こんな時間に泊まりに来た理由とか
それなら何で俺に一本、電話でもよこさなかったんだ?とか
ききたいことはいっぱいあったけど・・・とりあえずそんなのは後回し。

軽くエッチしたら、那央は寝ちゃった。メチャ辛そうな顔してる。
エッチのあいだも、ずっとぐずぐず泣いて、まいったー・・・。
何かあったのかな?気になるなー。

とりあえず那央が寝てるうちに、飯食う。
こんなにグズグズしてるんだから、目が覚めたら
話とかしてくるかもしれないし。
なんか俺、また無自覚で那央を傷つけたかなー。


あーでも、とりあえずやっぱうれしいなー。那央きてくれて、すっげうれしいや。
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