白ヤギと黒ヤギ
December 27 [Thu], 2007, 23:26

あーあ。寒いと安心するね。やっぱ冬だなって。
今日は部活とバイトと、坂口と麦だった。部活でー・・、麦が部長になった。
そんで俺がついでみたいなのりで副部長になった。

で、そのあと、バイトに行ったんだけど、秋山さんが突然休みだった。
すごく気になったから電話をかけることにした。

10コールしても、無視だったので、ヤり中かなーとおもって、そっと電話を切った。
10分後に、もう一回電話をしてみたら、電源切られてた。くっそうける!
あー、こりゃ完全に復縁かなーと安心してたら、全然違ってたみたいで、
20分くらいたったときに、いきなり電話がかかってきて
『用事何?』っていうから『別にないですよ。』っていったら
『紺野・・・今日、家にこない?』とか言うじゃん。あの人。
だから俺さー『そっかー。俺、3Pって生まれて初めてだなー』っていったのね。
そしたら電話の向こうで、ぐすっ・・って、泣き声みたいなのが聞こえんの。

『紺野〜・・俺、もうあいつに完全にふられたかも〜・・。』


・・・・お・・

重すぎるっ・・・



俺、本気でその空気に耐えられなくて、だからとりあえず、電話切った。
そんな他人の痴話げんかにつきあってられっかー。大体俺は仕事中なんだよっ!

もうねー・・秋山さんいわく、俺は前世で秋山さんの弟だったんだって。
どっかで誰かにもそんなこといわれたことあるんだけど・・
とにかく、なんか通じるものがあるんだと、昔から(一方的に)言われてるんだー。
そんな秋山さんは前世で弟だった俺を頼り、今度はメールをしてきたんだよ。

<・・どうすれば、許してもらえるかな・・・。

・・・・。

いい加減にして。オータムマウンテン



喧嘩の理由もしらねえのに、お許しもクソもあったもんじゃない。
ほっとこうかとおもったけど、あの人落ち込んでるときは
想像絶する粘着質なのね。仕事にならないと困るから、
仕事後に電話するから、しばらくそっとしといてってメールした。
そしたらさ、一言だけさ<絶対だからな。>ってメールが来た。超即レスで。

で、3時の休憩のときに、携帯みたらしろやぎさんからメールがきてて、
黒やぎさん的には読まずに食べようかともおもったけど、
坂口めーちゃんも、秋山さんに負けないくらい
ガッツ溢れる粘着質男子だから、とりあえずメールをみてみたら
<あそぼ★
ってそれだけだった。

俺、今日は那央が塾で予定ナシだったから、即レスで
<5時に店に来て。その後遊ぼう。
っていったんだ。

・・・・秋山さんとの電話の件を、ころっとわすれて

一応那央にメールでさ、ゆらと遊ぶって伝えておいて
4時55分に坂口が店にきたんで、バイト後に一緒にあそびにいった。

ボーリングいって、2人でガーター出しまくって、
靴のせいにしたり、球のせいにしたり、あげくは運命のせいにしたりして
すっげーもりあがって、笑いすぎて死んで、
その後、ボーリング場の中にある卓球台で、新技とか考えて遊んでー
腹減ったから、近くの焼肉屋にいって、注文終えたときに
秋山さんへの電話の件を、神の啓示のように思い出す。

坂口に事情を説明して、秋山さんに電話する。
そしたら彼女が家にきてるみたくて、どうやら復縁したらしい。
・・てめっ!俺に散々心配かけといて!

復縁できた秋山さんは、さっさと俺の電話を切る。
納得いかない顔してたら、坂口が勘違いをしたらしく
『秋山さん、どんま〜い。』って、牛タン焼きながら嬉しそうにいった。

『や。どんまいはむしろ俺の方。あの人彼女と復活した。』
『えーそうなのー?よかったねー。紺野、どんまーい。』
『どんまい俺〜。』
『そういえば麦ちゃん、今なにしてんのかな〜。』
『あー。そうだねー。電話してみようか。』
『してして!近くにいるんだったら、一緒に肉くいたいよね。』

俺は麦に電話をした。そしたらちょうどバイトあがりでさ、腹減ってるとかいうから
『肉やけたから来いよ。』って誘った。
10分位して、麦がきて、三人で文句言い合いながら肉食って楽しかった。

その焼肉屋って、タレがすげえあるのね。種類が。
みんなそれぞれ好きな味があるんだけど、俺はさ、そういうのみると混ぜたいわけ。
そうすると、麦が怒るんだよね。『いっこいっこの味を大事にしていこうぜ。』って。
坂口はさーこの手の言い争いの時、100パーセント、麦につくんだよ。
だから2対1でいつも俺負けちゃうんだ。

で、タレ論争がおちついて、色々な話で盛り上がって
最後にビビンバでしめるか、冷麺でしめるかでもめたとき、
口じゃ絶対負ける自信があったから、じゃんけんにしようっていって
そしたら奇跡的にあいつらに勝てて、ビビンバエンディング迎えられて
超ハッピー!おわりよければなんちゃらってやつ。

すげえたのしかったな。

そのあと、おぎやんがバイトしてるサニマに寄ったら、
目が合っただけで、おぎやんが嫌そうな顔した。コラ。サービス業!!!
あいつレジにはいってたんで、コーヒー頼んでイスに座って
ぼんやり外見ながら飲んでたら、おぎやんがバイト終わって
自分のコーヒーもって、俺の隣に座った。

『最近どう?忙しいの?』って、心配されて、ちょっと照れた。
だから俺、すげえ嬉しかったから『明日遊ぼうよ。』っておぎやんを誘った。

明日は午後からおぎやんと遊ぶ。

自転車でいえのそばまでいったら、おじちゃんの車がとまってて
急いで玄関あけたら、居間で黄金伝説みながら、おじちゃんが酒飲んでた。
『どこいってたの?』っていわれたから、『友達と遊んでた。』っていってそのまま隣に座って、色々話した。

俺の話を聞きながら、おじちゃんがすげえ笑って、それもすげえうれしかった。
明日の朝には次の取材場所にいくんだって。
合間見つけて家に寄ってくれて、ありがとうございますってかんじ。

やっぱうれしい。それを考えたら、おばちゃんとサヤがこっちにきたら、
俺、もう毎日バラ色かもしれないね。

おぎやんと、二人で遊ぶのって俺、はじめてかも。楽しみだなあ。
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