2007/12/30 (Sun.) 23:13:11


今日は朝9時からバイトに入った。一応、今年のバイトは今日で終わり。
店について、スタッフルームにあがり、上着脱いで荷物をロッカーに入れると
階段下りて、店のバックルームにいって、まずはブーケ作りから始める。

ブーケ作ってるといつもなんでか那央の顔が浮かんでくるんだ。
付き合って時間がすぎて、思い出が増えるほど
色々な表情がうかんで、いろいろなことを考えた。

・・・・俺、ここのバイトを始めたのは、中学のとき、光が丘に越してきてすぐからだった。
あの頃は、亜子のこと引きずってて・・いなくなった彼女を探し出して、
連れて逃げてどこかで二人で暮らしたいと思って始めたバイトだった。

でも、高校はいってちょっとして、色々なことがあって完全に亜子を見失った時・・。

働く目的が、何もなくなって・・でも、バイトにでもいかないと、家にいる時間が増えちゃうし
家以外の居場所をなくしたくなくて、惰性でバイトを続けていたんだ。

働くのは好きだった。

でも俺は、好きな人のために、働くことが好きみたい。
今は那央が、おいしそうに物を食う・・あの顔がみたくって・・だから働いてるかんじ。

腹を減らせるのが嫌なのね。栄養のこととか、よくわかんないけど
何も食えないよりは、なんか食えてるほうが絶対いいと思うのね

冷蔵庫のなかに食えるものが、何一つはいっていないよりは
毒でもいいからいれといてくれよっておもうんだ。

自分以外の誰かがそこに、それをおいた痕跡があるだけで俺は安らげるから。


那央には毒は似合わなくって、甘いものとか
魚とか、新鮮な野菜がよく似合う。
同じ味だと飽きるだろうから、色々な所に2人で行って


こんなにきらっきらした目的のために
働けるのは生まれて初めてだ。


あいつが全部俺にくれた。


希望も夢も生き続けてく意味も。
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