ダブルデートでした! どうもこんにちわー 今日は、比呂が5時までバイトなので、夜待ちユッキーです。センキュー。 早く5時半にならないかなー。比呂と一緒にゲーセンいくんだ。 それにしても、今日はうけた。 比呂、今朝5時からバイトに入ったから、昼飯休憩1時間15分もらえることになってて 一緒に食おうって言われたから、勝手に小沢夫妻も誘った(にやり)。 店のすぐそばにある行きつけのカフェに、小沢と彼女と俺の三人で、 比呂の到着を待ちながら席で話してたら、 外階段をだるそうにあがってきた比呂と、思いっきりガラス越しで目が合う。 俺と目があって、ニコっとわらったあと、視線をずらしてぎょっとする比呂・・・。 あれー?ツナギはいてるや。ケツぽっけに軍手。どうしたのかな。 『何、その格好。』 『何ってお前・・言えよ!潤也夫妻がいるならよおー。着替えてくりゃよかった・・・。』 超小声で俺を怒る比呂。 ばっかだね。比呂は、そういう格好もかっこいいよ。 『紺野くん、首のとこ、何かついてるよ?』小沢彼女に言われて、きょとんとする比呂。 『・・なんかついてる?』俺に首を見せる比呂。あ。なんだろ。黒くなってる。 指で、黒いのを拭ってあげたら、比呂が『?!』って、体をびくつかせる。 『こんなとこで、感じないでくれ。』 『感じてねえよ。おっま、静電気!』 『え?そう?俺、感じなかったけど?』 『いってえーーーーーー・・・もー・・びっくりしたじゃん。』 ・・・・かわい☆ 倉庫にある観葉植物の育成ルームの空調設備がおかしくなって、 業者さんと一緒に修理してたんだって。 小沢夫妻は冬野菜のパスタセットを頼んで、俺がカルボナーラの温野菜添え、 比呂が五穀米と山菜定食。運ばれてきた飯をみた途端に、比呂がぼやく。 『俺だけ華やかさがないよな・・』 ・・ていうか、そのチョイス自体が団塊の世代寄りだもんよ。大丈夫?俺の彼氏。 小沢夫妻はねー。彼女のほうが、小沢にベタ惚れしてる感じなんだよ。 でも実際は、小沢のほうが、ずっと彼女に片想いしてきたわけじゃん。 不思議なんだよねー・・。付き合ったとたんに立場逆転? そのあたり、俺等は、力関係は変わらず。 俺のほうが比呂のことを好きだしー。いっつも比呂の半歩後ろを歩く感じで・・。 そんなこと考えながら、比呂の定食についてた たらの芽のてんぷらを箸でつまんで食う俺。 『・・・それ・・俺、大好きだったんだけど・・・。』 比呂がボケたような顔で俺を見ていう。 そっか。比呂はタラの芽のてんぷらスキなんだ。へへ。 またいっこ、比呂のことを知ってしまったぜ! 比呂のことを、知っても知っても、まだまだ先に引き出しがあって 俺のしらない世界がある。人の体の中の記憶って無限だ。 好きな人の記憶や趣味思考、心のひだ全部を把握したい。 『ねえ、どうおもう?この人。』 『や。お前たちらしいと思うよ。頑張れ、比呂。』 『・・この悲惨な現実が俺ららしさか。うん。わかった。がんばる。』 小沢と比呂のくだらない会話ききながら、俺は口の中いっぱいに広がる タラの芽のうまさに、感激するのだった。 1時間はあっという間で、店を出ると比呂の休憩終わりまであと5分かそこらになってた。 『じゃ、またね。またこんど、ゆっくり。』小沢夫妻に挨拶すると比呂は、 俺のケツに軽くけりを入れる。なにすんの!もー!! 『タラの芽!』 『おいしかったよ〜!!』 『あー、そりゃよかったねー。』 『なーにー。』 じゃれる俺たち。きゃ。みてみて。こんなにラブラブだに。 『5時半にゲーセンな。じゃ。』 そういうと、俺らに両手で大きく手を振り、比呂は店のほうに走っていった。 軍手をはめながら走る比呂。 ・・仕事、大変なのかなあ・・。 ゲーセンいきたいっていったの俺だけど、 どこかでゆっくり休ませてあげようかな。 さてと。じゃ、そろそろしたくして、でかけようかな。 5時半まで待てないから、店に直接にむかえにいこーー!!! 2008/01/27(日) 16:53:01 |
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